4月25日に父が他界しました
ここのブログでもたまに登場した父
今年1月には母との金婚式を迎え
2月には85歳の誕生日を家族でお祝いしました
お腹が痛いとか熱を出すとかまったくせず
元気が自慢だった父
「125歳まで生きる本」というのを読んで
バリバリ125歳まで生きる気マンマンでした(笑)
肺がんがわかったのが昨年の秋
家族以外には病の事は一切言わず
積極的に治療に取り組み1月末に退院
元気自慢だったから伏せていたかったのだそうです
抗がん剤を使った割には食欲はあり
病院食を勝手に全て断っていた父は
「ヒラメのお刺身がいいな~」
「銀座アスターのフカヒレスープご飯食べたいね~」
「パパは朝はチーズと生ハムを食べてたからね~」
・・・・・入院中の3ヶ月間
母と姉と私は病院に通い賄いを届けてました
ここぞとばかりに贅沢な注文をする父にクラクラしていましたが
この笑顔を見るためには・・と頑張れたのです
退院してからは弱った足に筋力をつけるために
エアロバイクを漕いだり
私花粉症、父は免疫力低下なので風邪などの防止で
こんな怪しいスタイルで散歩したりもしてました(笑)
どう見ても怪しい親子・・・
または怪しい教祖さまと信者って感じ?!ぷぷぷ
桜を楽しみ、母の誕生日を祝ったりといつもの江口家に戻っていました
4月8日の早朝母から父がベットの横で倒れていると電話が・・・
私はNHKの「ふるさと一番」で福岡
姉は旦那の赴任先のインドに行っている時でした
母がしっかりしていたので助かりましたが
救急車っていうのはこちらが病院と連絡を取り
搬送の許可を得ているからと言っても
救急センターが病院と連絡が取れて許可を得ていないと
走り出してくれないものなんですね
思わず救急隊員とケンカしてしまいました( ̄ー ̄;
でも救急隊員も可哀相だったかな・・・
「我々も板ばさみなんです!!」ってね
なんと福岡の私よりインドの姉の方が先に父の元へ
私がICUに着いた時には父はしっかりしており
翌日に控えていた麻雀の会に
「左手がちょっとしびれるからリハビリにいいだろ・・」
と出席する気でいるからたいしたもんです(笑)
寝起きでふらっとして倒れて頭ぶつけて脳挫傷
しかし125まで生きる信念の持ち主は
そんなものには負けなかったのでありました
そこからまたリハビリし、大好きなフカヒレスープを飲み
皐月賞の予想を私と姉に託した翌日の朝
脳幹出血を起こしてしまいました
でもね、その日にダメかと思ったけどそこから6日間
父は頑張って、なんと最後には自発呼吸もしっかりして
2日間は話しかけると右手を握り返してくれて
ちゃんとコミュニケーション取れてたんですよ(^^9
最後の6日間は姉と交代で泊り込んでたのですが
亡くなる2日前、心拍数や酸素濃度が安定し
看護士さんが一度ゆっくりお休みになった方が・・
と言って下さり1日だけ姉とゆっくり寝に帰りました
後から考えると、そこから先の事を考え
父が休める時間をちゃんとつくってくれたような感じでした
本当の最後の夜は姉と二人で泊まってました
実は父が急変した朝、ろびも倒れてしまったんです
母はその事でも気を揉んでいたので1人と1匹の看病で大変でした
父もろびも頑張ってくれていたのですが
4月25日の昼過ぎに、父は旅立ちました・・・
姉 「心拍数が徐々に落ちてるから、もう後は0になるのを
みんで見守ろうね・・・」
私 「パパ!もみだよ!ありがとうね!」と手を握った
すると40ぐらいだった心拍数がポッポッポッと155に
家族爆笑「もみがわかるんだね~」
またそこから心拍数が徐々に下がりもうこれで最期と思った瞬間
今度は酸素濃度が0から77くらいに(笑)
心臓の最期の震えさえも家族では「笑ってる笑ってる・・」と
なんどもそんなアクションを見せてくれて
笑いとメッセージを残してくれた父
悲しいのになんだか涙ではなく爽やかな気持ちで
家族全員で見送ることが出来ました
正直まだ実感がないというか
いつでも傍にいてくれてる感があるから
ホント寂しくないんですよね・・・
元気なうちは「パパが残したもの食べるのはちょっと・・」
とか手を握るなんてなかなかなかったのですが
最後の半年はとても充実した時間を過ごせて良かった
親がウザイと思う方は沢山いらっしゃるとは思いますが
一緒にいられる時間には限りがあります
もうすぐ母の日、そして来月は父の日
たまには一言「ありがとう」って言ってみてはいかがですか(o^-')b
いつまでもこの手を握っていたかったよパパ
本当に沢山の笑顔と愛をありがとう
あとはロビを守っててね~
最後に、お世話になりました先生方
そして本当に親身にお世話をしてくださり
泊り込んでた私たちをも労わってくださった看護士のみなさん
ありがとうございました
そして85年という生涯の間に父と親交を持ってくださった皆さん
ありがとうございました
父から一言・・・
「みんな天国で待ってるよ~」