外での請負仕事。時間給での報酬を得るアルバイト仕事です。仕事は好きです。舞台の仕事と同じかそれ以上に、ご縁あって同じ時間と場所を共有する全員の反応がダイレクト。喜んでもらえているのが伝わってくる。さらに、こちらも毎回が新しい体験と出会い、学びの連続。フレッシュで、ハードだけれども飽きない。

でも、それならどうして今年は毎日がこんなに殺伐とした気分になって帰宅するんだろうね。

このへんがフリーランスという在りようの限界なのかもしれない。みんなに喜んでもらえるようにと頑張る、まさにこの「頑張り」があかんのかもしれない。出口なしの業界で、のびのびと仕事ができている、という気配が漂うと、すぐさま目の前で扉がしまって、ひとりだけが勝ち残れる(しかもそれは本当に「勝ち」なのかさえも疑わしい)情け無用のバトルロワイヤルが始まる、というか。気のせいかな。むーん。

いずれにせよ、持っている引き出しの数は多いほど良い。殺伐は、ほんのちょっとしたきっかけで、丸ごと「やる気」「楽しさ」にひっくり返ります。

手持ちのカードをいったん全部見直してみよう。キラーカード三枚を選びなおしてみるもよし。うん、切り札をオープンにして生きるほうが好きだけど、ありのままを晒すのであれば、伏せてあるカードも切れるようにする。

あとは、元気に行動できる残り年数を、いやなやつに使われていやな仕事でやすく使われることに対して、明確に「この先より向こうはイヤだ」という線引きをする。

うん、それ以外はすべてカンペキな「私の人生」なのだから。