NETFLIXとAmazonアンリミテッド。

どちらも一か月のお試し期間が終了。

●NETFLIXは、スタンダードプランを選んでの継続を決めました。つまり、ベーシック(800円)、スタンダード(1200円)、プレミアム(1800円)とあるなかで、中間のやつ。画質は「タブレットで観る程度ならベーシックでもまったく問題ない」という感じもあったけど、新しいコンテンツになればなるほど画質クオリティも上がっているかもしれないなって思ったので、まずは途中で「あれも使えん、これも使えん」と欲求不満になる可能性が低めのコースにしてみよう、と。

 

テレビ番組をテレビでほとんど見なくなってしまったので、あとはどういう番組と出会えるか。という「出会い」のクオリティに期待して配信サービスを選ぶ。一昔前のケーブルテレビの延長線上だな。ケーブルテレビを「一昔前」という括りにしてしまうのは、業者に対してちょっと申し訳ないような気もするけれど。

 

様々な動画が見放題になる定額制の動画配信サービス(SVOD)。

そういえばケーブルテレビもオプションとして動画配信サービスをいれていたっけな。いちいちあちこちのテレビ局のメニューを開いて番組を選ぶのが面倒くさかった(いま思えば)のと、無料のものと有料のものの線引きというか、こちらがいちいち「高い」とか「無料!」「お得」とか、中途半端に業者さんの価値観に引っ張り回されるのがイヤで、あんまりハマれなかったな。

 

●Amazonの読み放題

これはね。すごく微妙。初月は一冊「あ、これを読めば元が取れる」という本があったからよかったけど、これも上記のケーブルテレビの想い出と重なるなあ。いろんなものが本当に無制限で読めるかというと、長いシリーズものとかだと最初の1巻とか2巻だけが宣伝を兼ねて……みたいに無料で読めて、そこからさきは有料。しかも、紙の本と同じような値段設定の感覚でみると、ろくな編集(失礼!)でもないわりに高いじゃん! というものがほとんどだったりする。これは、わりと大手の名が知れた出版社だと、こっちが見て「これならしかたない」みたいな、けっこう絶妙な値段設定なことも多い。けど、新しいところはね。もともとわりと本好きという立ち位置からすると、ポリシーなさげなところからはあんまりモノを買いたくない、というのもある。

 

とはいえ、私の場合。

読むモノがない、とか、ちょっと心がさみしい、とか。

そういうときに書店で本をバカ買いする習性がしみついていて。

どうでもいい本(あとから思えば)が大切な本棚や部屋のスペースをふさいでしまって、しかも雑食性がきわまってしまうと、積んである本そのものが「だらしない自分」を見るようにも思えて、ものすごい自己嫌悪が湧いてくる。ストレスですね。

 

なので、アンリミテッドで「いま気楽に読めるもの」が選べることで、本への「さみしいから、と依存する性癖」が抑制される。それでも本は増えますが、仕事で読まなきゃならないものを墓場の底へ喪失させる、という苛立ちからは解放された。

 

そんなこんな。