故郷は心にあって思うもの ~『country road』~ | a-styleでいこう!

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何気ないつぶやきばかりで毎日大忙し。勝手に、きままに、天然なりに、ぼやきます。★最近、ameba owndで始めた翻訳記事や散歩日記等を、こちらのamebaにも反映させつつあります。そちらも、合わせてどうぞ宜しくお願いします!★

Almost heaven, West Virginia

Blue Ridge Mountains, Shenandoah River.

Life is old there, older than the trees

Younger than the mountains, growin' like a breeze


*Country roads, take me home

to the place I belong

West Virginia, mountains mama

Take me home, country roads

 

All my memories gather round her

Miner's lady, stranger to blue water

Dark and dusty, painted on the sky

Misty taste of moonshine, teardrop in my eyes


*繰り返し


I hear her voice in the morning hour, she calls me 

The radio reminds me of my home far away

Driving down the road I get a feeling

that I should've been home yesterday, yesterday

* 繰り返し


まるで天国みたいだ、ウエストヴァージニアは。

ブルーリッジ山脈、シェナンドー川。

古くからの生活、木々よりも古い。

山々よりは若くて、時を風のように経てゆく。


田舎道よ、家へ連れて行っておくれ。

私がいるべき場所へ。

ウエストヴァージニア、母なる山脈。

故郷へ連れて行って。田舎道よ。


全ての思い出は彼女を中心に集まる。

鉱山の女。水辺を知らない。

暗くて薄汚れた色が空を染める

月は霧がかかったようで、私の目には涙が浮かぶ。


朝、彼女の声が聞こえる。彼女は呼ぶ。

かかっているラジオで、故郷は遠くなったと知る。

道を進んで、私はこんな風に気づく。

昨日、昨日、家に帰ればよかったと。


 今回は、ジョン・デンバーの1971年の歌を取り上げてみる。カラオケでも非常に人気高い曲で、日本語版は、ジブリ映画『耳をすませば』の劇中歌にもなっている。 


 オリジナルは、まるでアメリカンクラシックなウエスタンソングのようにも聞こえる。私の中では、「見たことない山々や川を気楽に眺めながら、のんびりその日を旅しよう、時に、遠く離れた故郷が愛おしく、懐かしくもなるけれど、そのうち出会える自分の新たな居場所・・・」というようなノリの歌に聞こえるくらいのどかでゆったりとした曲調だ。


 私事だが、結婚して約10年、追って両親が移り住んできて早3年近くになる。要するに、私は、実家を、故郷を失ってしまった類だ。故郷は、心にあって思うもの・・・と造語を作り特に感傷に浸るわけでもないけれど、勿論、やはり何の感情がないわけでは全くない。そう、この曲、カントリーロードを歌えば、やはり涙くらい出てしまいそうになってしまうくらい・・・?ぐっと胸を心の底からつかまれて、曲調に反して気分はかき乱される思いだ。


 ・・・さて、本題に戻ってみる。アメリカは、言わずと知れた移民の国。大体が、故郷を後に残し海を越え、新天地を求め入国してきた者達が作り上げた。戻るわけにはいかない、見るべきは前のみ。進むのみ・・・帰る所がない、とは、どういう事だろうか、と、いざとなると『日本』という国に帰属する私はふと考えるが、故郷を遠く残し出発した気持ちは幾分か分かる気もする。


 ちなみに、日本語詞は以下の通り。あまりにオリジナルとは違う、ほぼ別の歌詞になっているのに、随分違和感を感じていた。が、両親がやってきて、実家はじめ帰る故郷がなくなった今、急に親近感を覚えるようになった・・・相変わらず拙いかもしれないが私のカラオケ音源もあるので、一緒にアップさせて頂きます。


*カントリーロード、この道 ずっと行けば あの街に続いてる気がする カントリーロード


ひとりぼっち 恐れずに 生きようと夢見てた 

寂しさ押し込めて、強い自分を守っていこう

*繰り返し


歩き疲れ 佇むと、浮かんでくる故郷の街

丘をまく坂の道、そんな僕を叱っている

*繰り返し


どんなくじけそうな時だって、決して涙は見せないで

心なしか歩調が速くなっていく、思い出消すため


カントリーロード この道 故郷へ続いても、

僕は行かないさ、行けない、カントリーロード


カントリーロード、明日は、いつもの僕さ

帰りたい 帰れない

さよなら カントリーロード