月曜日に仕事がなくなってしまいました。

 

病院の薬局ってこんなことあるのですかね?少し驚きました。

 

以前もこのようなことがあり、

「仕事がない」と薬剤師さん(たまたま薬局長さんはお休みの日でした)に言ったところ、迷惑そうにしていました。

 

だから、今度も同じ反応が来るだろうと予測し、月曜日は厚労省の病気の解説をしているサイトを読んで過ごしていました。少し時間が経過したら、再び仕事を確認するのですが、なんだか薬剤師さんの仕事が止まってしまったらしく、なかなか私ができる仕事がありませんでした。

 

すると、薬局長(と私が勝手に呼んでいる)さんに、言われました。

「もみじさん、個人の勉強は家でやってね」怒っている風でもなかったのですが・・・。

「仕事がないのです」と答えると、以前と同様に薬局長さんも困ったな・・・という感じで、

「じゃあね。あれやってもらおうかな。でも、ミスが多いし、怖いんだよね」と言いました。ショックでした。

 

「やっぱりな。なにか私に不満があったから、薬剤師の仕事に進めないのだろう」と予想していましたが、的中でした。

 

その場は、なんとか仕事を作り出して、時間が経ったので帰りましたが、一晩考えました。

 

事務長に直接会って相談しようか。それともメールにしようか。

 

ともかく、これを放置したら、解雇されてしまう。そういう危機感を抱いていました。

 

30代前半の時、東大君と感情的な対立があった時は、管理職に相談しませんでした。何故ならば、管理職は、私が入社してから半年間私を放置して、仕事を全く出さないというイジメをしたので、私は管理職のことを信頼も信用もしていなかったからです。

 

しかし、今反省すべきは、あの時管理職に相談しなかったことで、最後は東大君とのコンビを解消することになり、その数年後には、私が働く事業所の社員全員が集まった場で、私のことを

「いい加減」と言うまでに至りました。

 

「そこまで、恨んでいたんだ」と東大君の執念深さを実感しました。東大の博士の学位がある人が、私のような低学歴の女性を、ここまで恨むとは・・・。

 

何があったかっというと、東大君が提案した仕事を、

「それやっても、意味がない」と言ったことから始まりました。私が言った瞬間に怒ってしまったらしく、私は言葉の意味を説明しようと、東大君の方に振り返った時には、東大君の姿はありませんでした。

 

何を言いたかったかと言うと、

「それ、私も考えましたが、直ぐに結果が出せない(データ整理ができない)ってことに気がつきました」こういえば良かったのですよね。今は反省していますが、当時は、説明すれば簡単に理解できることなのだから・・・。と甘く考えていました。そこまで、自分の説に固執し、正しいと思い込んでいるなんて・・・。ちょっと「どうやってデータ整理しようかな」と考えたらすぐに思い至ることなのですが・・・。そこまで、おバカちゃんだったってことですかね。

 

私は、

「あれ?」と思いましたが、深刻には受け止めていませんでした。なにしろ、東大の博士ですからね。その後、別の人にその仕事をさせた東大君でしたが、東大君の仕事をやった女性は私に相談してきました。

「データ整理の方法が分からない」と言うのです。私は、

「その実験は結果が出せないの。何故って・・・」とその理由を説明すると、

「なあんだ、バカバカしい。止~めた」と言いながら、去ってゆきました。私はこれで東大君の怒りが治まると思ったのですが・・・。甘かったです。

 

さて、今回は、1晩考えてやはり事務長に直接会って相談することにしました。

 

「私の仕事にミスが多いことが理由で宿題をすることになったのですね。」

「薬局長さんは、『薬剤師にミスあってはならない』というのです」

 

正直って怖いと思いました。これを本気で思っているのならば、到底この病院で働き続けることはできないと思ったからです。

 

少し事務長と話しをしている内に、薬局長さんの真意が伝わってきました。

 

「ミスがあってはならない。薬剤師なのだから無資格者よりも高いスキルが求められるのは当然のこと。しかし、人間だからミスを全くしないということは、あり得ないけれどね・・・」と言っているそうです。

 

「ミスはあってはならない」そこだけ言われていたならば、

「そういう貴方だってミスするでしょ。私何度か指摘したことありますよね!!」と反論したくなりますが、「人間なのだから、ミスが全くないということは、あり得ない」と言っていることで、大いに安心しました。

 

私は

「確かに、8月9月は、ミスが多かったですが、10月に入ってミスが減っていたのです」そこまで話したら、察しが良い事務長さんは、

「ミスが減っているこのタイミングで、ミスを指摘されるのが、納得できないのですね」

「そうそう、その通りです。だから、今の宿題の延長線上にミスが減る、と言うことには、繋がらないと思っています」

「なるほど、目指すところは同じでも、そこに到るルートに納得がいかないんだね」

「そうです。今の宿題が、不要だとまでは思いません。確かに重要な事であり、今調べていることを全部覚えられたら素晴と思いますし、またそうしなければならないとも思っているのですが、喫緊の課題ではないと思っています」

「こうは考えられないかな。確かに、もみじさんが言うように、教え方に問題がある、そんなことはこの事務所でも起きているんだよね。人によって教える内容が違う、とか五月雨式に指摘されると混乱する、とか言い方がきつい、とか説明されていないことを、やってないじゃないかと指摘されても困るとかね」

「そうなんです。『聞いていないから、やらなかった。変だと思っていたけれど・・・』と言ったらカチンときたらしいです。そして翌日には、『これは言っていないと思いますが…』と言った後に指摘していましたが、言い方は怒っているように感じました」

「そんなことは、事務所でも起きているんですよ。それでも残る人と、辞めてしまう人がいて、その差はというと、『今に見ていろ。ミスを失くして見返してやる』と思っているんだ。こうは思えないの?」

「思っていました。しかし、ミスが減っているこのタイミングで、何故ミスを指摘されるの?そこですよ。このままでは、『いつまで経っても、ミスが減らないな』と判断されて、解雇と言うことになると思うのです」

「なるほどね。『やらせてもらってもいないのに、何故ダメだって言われるの?納得いかないな』そう思っているんだね」

「その通りです」

 

「じゃあね、薬局長さんとその次の職位の女性と貴女とボクと4人で話し合いますか?」

「好いですよ。でも、言い方がきついということは、『一緒に働く仲間として受け入れられていない』と思うのですが・・・」

「じゃあ、全員をここに呼びますか?そして、『言い方がきついと言っていますが、実際どうですか?』と一人一人に聞くのです。」

「え!!そんなことしたら、『きつくありません』というに決まっているじゃないのですか」

「それで好いんです。こうして言質を取っておけば、後で指摘しやすいでしょ」

「しかし、薬局の人全員を集めるってことは、朝か定時後ですよね。私早く来るとか、定時まで残るんですか?」

「そうだね」と言い、それは少し現実離れした考えだと思ったようでした。

「とにかく、薬局長さんとその次の職位の人と3人で相談しますよ」

「お願いします。私がいない方が、言いたいことが分かって好いと思います。そして、指摘がその通りなのだとしたら、直すように努力します」

 

と言って、話し合いは終わりました。

 

その後は、またブログで報告します。

 

しかし、63歳にもなってこんなことで悩まされるなんて・・・。と思います。

 

障害や病気がなく、初めて就いた職で定年まで勤められたならば、こんな苦労はないだろうに・・・。とつい思ってしまいます。

 

遅刻するとか突然休む等といった、働き方の指摘はずいぶんされましたが、ようやく仕事の量に問題がなくなったところで、今度は仕事の質に問題があると言われるなんて・・・。一難去ってまた一難って感じです。