O大病院 冒険記 〜小児神経科編②〜 | 次男坊のお顔はまっかっか

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2018年1月生まれの次男坊は、生まれつき顔に大きな赤アザ(毛細血管奇形)があります。スタージウェーバー症候群という難病です。この病気の治療経過を残そうとまじめにブログを始めましたが、肝心の中の人がまじめではないので全くお役に立てそうにありません。

(前回の続き)


「まずは緑内障の治療が優先なので、そちらが落ち着いてからMRIしましょう。何か他に質問ありますか?」



旦那「もしスタージだった場合、複数の科にかかる必要があって、出産した総合病院ではカバーできないと言われました。こちらの病院では総合的に診ていただけるんでしょうか?」



おおっ旦那が…
旦那地蔵が喋った!!!



「そうですね。うちには小児神経科、眼科、脳外科、リハビリ科、形成外科、耳鼻咽喉科があるので次男坊くんのケースは全て対応できると思いますよ。
数少ない小児てんかんセンターもあり、てんかん治療には力を入れています。私自身も小児てんかん専攻です。」




私「おお、そうなんですか〜!」(ホッ)




「スタージウェーバーの方も何名かうちに通院されてますよ」




私「えっ」



他にもスタージの方がいるんだ!!

いや、そりゃいて当たり前なんだけど。
でも、こんな身近に通院されてる方がいるなんて!!




出産した病院は近所でも大きな市立総合病院だったのですが、スタージウェーバーの症例数は0で、小児科の先生からも「僕自身も文献での知識しかありません」とハッキリ言われてしまいました。


今思えば、授乳室でも常に私だけカーテンの裏側に案内されてたし、退院のタイミングや1ヶ月検診も他のママさんとかぶらないようにずらして設定されてました。


看護学生さんもいつのまにか見かけなくなったので、私が情緒不安定やから担当から外されたんやと思います。


たぶん助産師さん達が気を使ってくれてたんやと思うけど、私だけイレギュラーな対応でちょっと複雑でした。



でも、O大の先生達はすごく慣れた印象で、
次男坊を見ても当たり前のように対応してくれるし、この病院で総合的に診てくれると言ってくれた。
しかもスタージの患者さんが他にもいる!



出産してからこの先どうなるのか不安で、
ずっと心配で、ずっと孤独だったので、
もーーーーー嬉しくて、安心して、


お約束の大号泣真顔



この頃にはもう人前で咽び泣くのになんの躊躇もなくなってましたね。
だって勝手に涙と鼻水が湧き出てくるんですからね!しょうがないよね!!


それでもなんとか平然を装うとしたんですけど、


「ほ、ほ、ほ、他にも、スタージの患者さん、いてるんですね!グズッ!
ず、ず、ずびばぜん、なんか、安心したら、な、な、な、涙が、グズッ!!
す、す、すみませんね、ちょっと、最近、情緒不安定で、えっへっへっへw  
産後で、ホルモンバランスが、ちょっと、アレな感じで、えっへっへっへっへwww  ズビッ!




って感じで、笑いながら泣く気持ち悪いおばさんになってしまいました。



先生もすんげー困った感じで



「そ、そう…」



とか言ってたし。

いや、もう本当すみません。
あああああ書いてたらまた穴掘りたくなってきた。。。



私「あ、あ、あ、あと、み、み、耳も、耳のことも、し、し、心配、で、ヒィンッ!!


旦那「入院中に耳鼻科の受診はできますか?」


先生「わかりました。院内紹介かけておきますね。」



くっそーーー!!
冷静沈着な旦那が…むかつく!!(八つ当たり)




そんなわけで入院中にMRIと耳鼻科受診が決定し、入院手続きをするため小児外科病棟へ向かうよう言われました。




この時点で18時。恐るべし大学病院。