かつて中南米には高度な文明が存在し彼ら独自の価値観の及ぶ
国家国民が生活をしていた。
しかし当時の西洋世界は、彼らの生活を脅かし続けた。と同時に、
フィリピン諸島、インドネシア、インド、中国にもその触手は伸びた。
もちろん日本にもである。
1520年代に始まった日本の銀山開発は、ヨーロッパのアジアに
おける動きと無関係ではない。
その後の日本は東南アジアの変化と結びつき、銀の力で大量の
買い物をしていった。
1530年代には、鉱物資源でアジアの物資を買い漁る日本の姿が
歴史に刻まれた。
豊かさを手に入れた日本は戦国の世の中へと埋没していった。
1603年:江戸時代が始まると日本は貿易統制(鎖国)へ進む。
この前後辺りから中南米の安い鉱山資源が出回るようになり、
中南米と比べて日本の割高な鉱山資源は出回らなくなっていく。
まるで高度経済成長とバブル崩壊後と似た印象を持ちませんか?
もっといえば、資本主義経済の衰退後の世界を先取りしていたと
私は考えています。
その後は260年もの長きに渡り江戸時代の日本は繁栄します。
物質的な繁栄よりも精神的な礎を築くきっかけを残したようです。
現在は、ブロードバンドによって情報を瞬時に入手できるばかりか、
ネットワークの垣根は国境を越えて存在している世界です。
それを400年前の世界の日本に戻すというのは無理な話です。
そこで自立可能で持続可能な日本式感覚を学ぶ事はできるはず。
学ぶだけで終わるのは勿体無いので、それを実践するのです。
実際、日本全国でこの流れは既に加速しています。
ある意味、日本が世界に先駆けて進んでいるといえます。
ピンと来ないと思います。でも皆さんも耳にしている言葉があります
地産地消型の自立定住圏、ロハス、自立型共同体組合…などです
これは民主政権の言う地方分権や道州制などを通り越したモノです
いままでの消費行動とは価値観が真逆です。
このような地域に特化したライフスタイルをもう一度見直し、家族や
仲間との人間関係を幸福の源泉としていくものです。
これまでとは違う、それでいてなつかしい新しい社会秩序の方向性
として理解し、根本的な精神変化を起こす方が自然です。
しかし新しい世界秩序がなぜ日本の江戸時代とリンクするか??
という答えを示さねば理解してもらえませんね。(*^o^*)
江戸時代には「連・組・講…」などといった小集団がありました。
彼らは知識や情報や創造性の質を判断するための小集団でした。
そのため金銭的価値に依存しないで済みました。
そんなシステムは古臭いという人もいるでしょうね…( ´艸`)
保守的すぎだ~!…というご意見もあると思います。
急に変われるわけないでしょって言われるかもしれません。
でもウソではないんです。
どっかの政党みたいに出来もしない事を…「できる!」
と言ったり
獄左翼政党が誕生したと思ったらいつの間にか(;´Д`)ノ
原理主義で有名な岡田克也氏が幹事長になって
あっという間に獄右翼政党になった実例もあるではないですか
(*^ー^)ノま~ジョーダンはさておきヽ(゜▽、゜)ノ
その証拠に現在でもそのシステムは日本にしっかり残ってますよ。
例えば、歌舞伎の贔屓(ひいき)連、俳諧連、狂歌連、落語連…など
江戸時代から続く文化はしっかり残ってるじゃないですか。o(^▽^)o
このような集団は自然発生的で自主的に生じたんです。
現代社会の中で考える自己育成・教育システムとは別物なのです。
ちょっと古風ですが…断食、瞑想、学問、沈黙、休息など
自然の中に身を置いて自然との一体化を楽しむ行為なのです。
これが日本式感覚といえる由縁です。