前回テーマ:1ポンド差の影響・・・その2です。

今回、軌道のずれを検証してみます^_^;


ポケットに入ったボールは、ヘッドピン右側に当たり、

その衝撃の反作用で、軌道が右側に変わります。

その変化の大きさで10ピンタップが

引き起こされるか否かが決定します。


ダブルウッド(2-8や3-9)のスペアにも

正面以外に当たれば、軌道がずれ、

後ろのピン(俗名:背後霊)が残ることもあります。


どのくらいコースが変わるかは、ボールの重さが関係し、

1ポンドの違いでも、ピンからの反発力に差を生じ、

その後のボール軌道に大きく影響します。


理屈でボウリングぅ~-ピンの反作用

ボールとピンの衝突が、その後のボールに

どのくらいの影響を与えるかは、前回検証したとおりですが、

ボールが重たいほど、ピンからの反作用は小さくなりますから

その合力によって生まれる軌道変化は少なくて済みます。


上の図のように、ボールの進行方向対して30度の位置で

ピンに接触するとしたら・・・

4ポンドのピンと、16ポンドのボールの衝突による

ボールの進行方向の変化を計算すると・・・


がちゃがちゃ・・・計算する音^_^;


13.9度ずれます。

この角度は高さ4・底辺1の直角三角形^_^;

想像よりかなり大きい感じですけど、

18m手前から見ると、そんなに大きくないかも^_^;


2-8や3-9のダブルウッドだとして

その後ろのピンの位置に到達するときの

左右のずれは10.4cm


15ポンドだと・・・14.9度・・・ずれは11.2cm

14ポンドだと・・・16.1度・・・ずれは12.1cm

13ポンドだと・・・17.5度・・・ずれは13.2cm


つまり、1ポンド軽くなると1cmづつ、ずれが大きくなる。

実際のピン(直径12cm)でボールの大きさを考えても

せいぜい10cmが、ダブルウッドを取れる限界なので

計算上は、30度の角度に当たったとき、16ポンドでも

ぎりぎりのスペアしか取れません。


実際は、回転力や、ボール特性があるので・・・

計算どおりにはならないかも、しれませんけど・・・^_^;


まあ、どちらにしても・・・
スペアにおいて、ダブルウッド・バケットのような残りピンは、

後ろのピンを倒すためには、明らかにボールが重たい方が

有利なのは自明の理です。


しかし、ベビースプリットやピケットフェンスなど

ボールの軌道が変えたほうが取りやすいケースは

軽いボールが有利となります。


ですので、スペアメイクにおいては、

ケースバイケースとなります。

まとめてみたら・・・

ごく当り前のことを書いてしまいました^^;


次回、15ポンドに慣れたボウラーが、16ポンドを使えるのか?

・・・最近の出来事を書いてみようと思います^^