今日は実家に帰っていよいよ自分の父に神経内分泌腫瘍の事を
報告をしようと思ってます。。
勇気が出ないけどSNSで繋がった皆さんの意見を聞いて、前向きに、お話しようと思いました。話すタイミングあるかな~
続きです。
まず1つ目の入院の期間に関しては一時的な人工肛門を作らなければ10日です。
人工肛門を付ければ14日が最短です。もちろん外科手術なので合併症がおこった場合は何とも言えないです。
今正確な距離が測れればいいのですが、画像が途切れているので距離が測れていません。もし手術をする場合は必ず再度内視鏡をして正確な距離を測ります。
あくまでもこの写真を見ての私の経験としての判断ですが、まず永久人工肛門にはならない。一時的人工肛門を作るとつなぎ目から仮にもれちゃったとしても大事故にならない、再手術は避けられる。
ただ、手術中の感じで、これを繋げるのが不安定だなと思ったら一時的人工肛門を作ります。〇〇さんの状況をみると何とも言えない。一時的人工肛門を作る可能性もあるし作らない可能性もある。絶対ストーマを作るっていう距離ではないです。
えーー!!!!そうなんですか?????
(まさかの)
じゃあ、手術してみてわかるって事?内視鏡すれば分かるって事ですか?
内視鏡やれば人工肛門を明らかにつけるか、つけないかが分かるんですよ。
そのグレーゾーンでこれが境界だな~と言うのが分かるのです。
私の今の見解だと〇〇さんの場合は境界です。
内視鏡やってみて明らかに肛門から離れていると分かればなのですが、現時点で
境界です。
次にいつ手術するかと言うと、医学的見地から言うとこれは半年とか1年置くのは
お勧めしません。なぜかと言うと、いつ転移するかわからないから、長く転移すると
その確率と言うのは上がっていくわけです。確率論で早めに手術した方がそっから
先流れる時間と言うのが縮まりますよね。医学的には有利ですね。
・・・・・・・。だから時期も悩んでいて。半年とかだと長いですか。
1~2か月であれば全然待てますよ。ただこれが1年とか2年となると意味ないですね。半年はお勧めできません。
NETじゃなくて癌の再発で言うとだいたい半年くらいから1年くらいが
一番再発が多いんですよ。NETも同じと考えると6カ月位からぐっと再発が上がるので。年内には手術をした方がいい。年越したらあまり意味ない。
分りました・・・そしたら後、こちらの病院は技術も優れているし、腕も優れていると内視鏡の先生に伺ったんですね。やるとしたらロボット支援下手術となりますか。
僕の場合、最近はほぼロボットですね。
ロボットの場合のメリットはなんですか?予めもちろん調べてきていますけど。
改めて確認したいです。
手術の時に腹腔鏡手術って直線の長いボールペンみたいなので手術をするんですよ。直線の。ロボットだと先端が手首みたいに曲がるので直腸って丸いのでくりぬくときにまっすぐの物でこーやってやるのと、こーやってやる(手術の手技見せてくれました。)のとでは明らかにロボット手術の方がクオリティが高いんですよ。
ただ、どちらも合併症の発生率は変わりません。だからその施設で得意な手術を選ばれる事が良いと思います。
手術時間ってどのくらいになりそうですか
被せるように「三時間です。僕だったら三時間です。」
え?そんなに短く済むんですか。えすごい・・・・。
その方の状況にもよると思いますが、いろんな人に聞くと周りで10時間かかったという人も居たので・・・。
ごめんなさい。一般的病院だとそうかもしれませんが、ここはがんセンターですから。そういう手術ばかりやっているから、それはたぶんレベルが違うと思います。
普通の施設だったら6時間以上かかります。僕は相当早いから、それを比較してもどうしょうもないです。それくらいの差があります。
絶句
なんも言えない・・・・。
あのぅ・・・傷口ってどうなります?どのくらい開けますか?
2つあって、1つは最新型SPだとキズが4センチとあと1センチの2個。
もう1つのXIだとおへそに4センチの傷、後は4つ。
SPでやりたい!とかって選べるんですか?
SPでやるけど良し悪しなんですよ。SPだと機会が新しいから電気メス系の機械がまだ少ない。XIは昔からあるから種類が沢山ある。肛門から離れて居ればSPでやるんだけど肛門から近ければXIを選択する。使い分けられる。ただ単に傷の大きさで決めるよりは手術の最中にクオリティが落ちたら何の意味もないので。もちろん女性だし傷が小さい方が絶対に良いのですが、我々の考え方と言うのは一番は腫瘍を直す事と言うのが最もなんです。次に傷の大きさなんですよ。傷の大きさにこだわって直す確率を落としてしまったら何の意味もないので。
内視鏡で正確に肛門からの距離を判断して外科医が判断したほうが良いですね。
そうですね。あと、そんなにG2って少ないんですか。
少ないですね。たぶん思われているよりももっと少ないですね。
いわゆるNETってG1ですよほとんどが。NETG2はほんと~に少ない。外科手術したのも10人くらい。NETという概念が最近なんですよ。グレイティング(?)したのが最近だからじゃないですかね、もっと昔はがんもどきといわれていたのでNET G1G2
わけなかったのでね。カルチノイドって一纏めだったのでね。それこそここ10年くらいですよ。だから1年1人とか2人と言う割合。さいきんちょっと増えてきた。
なんでこういうの出来ちゃうんですかね。
わかんない。分かったらそれを防げば癌もNETも全部撲滅できるけど全然分からないからね。だからなった時に一番良い方法考える方が良いですね。
分りました。そしたらこちらで手術する場合はどうしたら良いですか。
予約センターで予約を取っていただいて、内視鏡とかCTで腸の形を確認してそういうのを全部把握してから具体的な手術の内容を決めていきますからね。
ここでほぼ聞きたい事聞けたので、最後にちょっとした話をして、感謝を伝え
診察室を後にしました。
私がここに来て外科手術の内容を聞いて思ったのが、手術を任せて安心だと言う事と、とても自信があるんだなと。
ストマ問題、傷跡、気にしていたけど、また希望が生まれちゃったなと。
でもこれはあまり希望を持たないようにしようと先生に全てを任せようと
思いました。
セカンドオピニオンして良かった~!!!!!!
とスッキリしました。こうなると早く手術しなきゃ!と思いました。
切替が早くて自分でもびっくり。
このブログで悩まれている方いたら少しでもヒントになります様に・・・