5月28日(水) 15時~

 

午後有給とってセカンドオピニオンへ。

その前にまたコレ食べてきました↓

 

天香回味 銀座店 | 銀座ベルビア館 

 
薬膳の中に入っているウコンに含まれるクルクミンは
抗がん作用が報告されており、がん治療薬として開発が進められているそうですね。
 
さて、セカンドオピニオンは15時からでしたが
30分前に受付をして下さいとの事で早めに病院へ行きました。
 
受付を済まし、更に希少癌センターでも受付を済ませ
時間になるまで待機していました。
 
15時ピッタリに先生に呼ばれ入室。
 
冒頭では神経内分泌腫瘍が分かるまでの経緯と、
現在の病院で主治医の先生からは何と言われているかの確認、
そして神経内分泌腫瘍について分かり易く説明をして下さいながら、
EMRで取った腫瘍の大きさや断面の事などを聞き
粘膜下層にとどまり、筋肉にはいっていない。
とにかく綺麗に取れている!非常にとの太鼓判をいただきました。
 
そして、今私がどういう状況で居て、どう考えているのかを確認し、
ここから先生の見解と入っていきました。
 
例えばアメリカだったら2㎝もいっていないし粘膜下層にとどまっているから
大丈夫でしょう。と国によって違う見解になると思います。
割とおおざっぱだと思います。
しかし日本や韓国の場合は割と詳しく見ていくので、そうするとNETG1・G2や
細胞増殖具合と、あとは上手くとれているか、断面陰性か脈管侵襲有か無か。
それが判断材料となります。
脈管侵襲に関しては、血液の流れリンパの流れ液体の流れが2つあるのですが、
癌が転移する場合はその流れに乗っていくので、できものがその流れに
顔をだしてると嫌なんですね。ちょっとでも入っていると転移のリスクが
がくんと上がるので、絶対に手術をお勧めます。
直腸がんでも、どんなに手術が嫌でも絶対に手術をお勧めます。
まだこれから長生きするので悪さをしないように絶対に手術をお勧めします。
※この時点で私は手術しなくていい理由を探しに来ていたので、私の事ではないと
他人事のように聞いていました。
 
そのうちでリンパ管陽性と言う事と、
グレードがどうかと言うのが悩ましいという事ですね。
 
グレードの評価をうちの病理に確認したところ核分裂3つあってこれでいくと
G2と言う事になります。
あとはKi67指数、色染めてそ待った数がどのくらいあるかと言う評価なのですが
できものの中で一番染まりが多い所をみて評価するので、そうすると当院では
一番集まっているホットスポットと言うところを見たのですが、そうすると
3.1%ありそうなんですよ。
3%超えてくるという事でNET G2と言わざるを得ない状況なんですよ。
2.8%(掛かりつけ病院での病理結果)も2%を超えるので、この大きさの物にしては
細胞増殖脳が高い、平たく言うと”顔つきが悪い”と言わざるを得ないかなと
思います。
一回ご希望を置いといて冷静にお話すると、例えばこの病院で初めて
結果をお伝えするとしたら、ガイドラインに1個でも引っかかると標準治療は
追加手術となります。
その中で、現実的に無治療経過観察をどのくらい現実的な選択肢として
持ってこれるかと考えると、厳しい施設だと2つあったら許容しない施設が多いです。
 
一方でうちの病院の場合、大人しいカルチノイドで手術までしなくてもいいのでは
ないかと考えた時にG1でリンパ管・静脈が引っかかっている場合だと、
様子をみてもいいのではないかなぁというところです。
少し和らげてやってます。
 
ご本人様の場合だとG2となるとG2で経過を見たことがほとんどないです。
何故かというと経過をみれそうなサイズの時ってG1の時が多いですし、
昔のG2のデータをみるとG1と比べると転移のリスクがグッとあがっていると
言う事を考えると、どうしても手術推奨と言う方向になります。
 
長くなったので次に書きます。