なんだか少し気分が落ちたので
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続きです。
その後医師には、この経過観察中に、セカンドオピニオンを考えている話。
もしリンパ節が腫れてきたらその時は覚悟を決めている話。
⇒その時は我々も躊躇せずにすぐに手術しますと。
この時点で、私が気になっている事をいくつか聞きました。
Q
:転移した場合、外科手術が出来ない可能性もあるとおっしゃっていたが、それはどういう状況か。
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A
:カルチノイドは抗がん剤が効きにくい。多発的に転移した場合は技術的にとれない。少数で切除可能な時は手術出来る事もある。
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手術で取れれば一番治る確率が高い治療となります。
Q
:手術出来ないケースと言うのは?
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A
:両肺に多発転移した場合。
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肺だけでなく肝臓に多発した場合、要するに安全に取り切れない場合、
それとその時のご本人の体力とか、ご年齢が高くて手術に耐えられないと判断される場合。
そうでなければ手術で肉眼的には少なくとも取り切れると判断に至れば、手術を積極的に考える。
Q
:経過観察で転移が発見されて、その時点で取り返しがつかない、いわゆる末期みたいな事もあるのですか?
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※再発が見つかった段階で、抗がん剤も効きません、手術もできませんとなった場合
A
:それがあるんですよ。あるから今予防的な手術を行うか、まさに今その時なんです。
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手術出来ない状況で、急にね、見つかった段階でもう手術が出来ませんとそういう状況になる事もあるんですよ。ただ念密にやっていれば、まずは恐らく最初にくるのは直腸の周りのリンパ節。普通に考えれば確率的にはそうなるんです。だからそこを慎重に様子を見て行って、腫れてきた段階で手術すればそれより向こうに肺とかね、手術で手の届かないところまで行く前に、処理できる可能性が有るという事です。
そう考えています。ただ、リンパ節が腫れなくて、いきなり肺にでてきてしまうのも
そこは癌の怖い所なのでそういう事も、可能性としてはゼロではない。
Q
:そうですね、そうか・・・それってでも、別の癌かもしれない。って事もありますよね?
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A
:まさに、そうなんですよ。そういう事もあるので、それを色々考えて、私も中立的になるべく考えてお話をしたつもりなんですけど・・・。
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Q
:私の腫瘍って、直腸のどのあたりにあったのですか?
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A:
:下部直腸、RB 本当に肛門に近い
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だから手術したとすると肛門は温存できるけど、本当に一番低い所に出来て居ます。
Q
:と言うと直腸は全部きっちゃう?
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A
:そうですね、ほぼほぼ肛門以外全部切ります。
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Q
:そうなると切除した場合は大腸が肛門にくっつくんですか?
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A
:そうです。直腸の手前の大腸とくっつけます。
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Q
:そうなると便意をもよおした時は直腸で止めるのですか?
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A
:肛門括約筋、我慢してお尻をしめるところは肛門を温存して居れば残るので大丈夫なんですけど、直腸って便のリザーバーの機能があるので、しばらく貯めて貯めて貯めて、それから出す リザーバーとして直腸は重要な機能としてあるので、要はリザーバーがなくなることによって降りてきたお通じが、要するに排便回数が増える。で、下痢止めを使って上手くコントロールしたり、あるいは肛門括約筋が残っていたとしてもリザーバーがなくなってダイレクトなお通じが下りてきて失禁してしまったり、あるいは失禁しやすかったり、そういうのが出る可能性がある。
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Q
:・・・・・・・・。
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A
:だからこの前もお話したと思いますけど、これが下部直腸でない場合、例えば大腸の真ん中とか始まりの部分に出来て居れば手術しましょうと我々も言うんですよ。そんな後遺症がでないから。だからその辺のバランス、天秤をね、直腸の場合は
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我々も神経質になるので、なのでその、そこはしっかり考えてもらおうかなと。
まぁ、でもお若いから、別に手術をしても十分、多少の後遺症が出てもその後遺症と付き合っていく体力は十分にありますので、そこまでね、そこまで、手術の後遺症に神経質になる必要はありませんよ。命とどっちが大切かって言ったらね。
Q
:そうですよね。そうなんですよ。ただ、良く子供とプールに行ったり温泉に行ったり、銭湯に行ったり・・・。そして私スポーツも良くするんですよ。
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もし人工肛門をとれたとしても、失禁とかしちゃったらどうしようとか。そういう事が普通にできなくなるのかと考えたりするんですよ。。そうすると手術を躊躇してしまうんですよ。
A
:少し慣れるまで身体が順応してくるまでは少し制限がかかると思うのですが、順応してくれば大丈夫だと思います。ずっと出来ないって事はないです。
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最初は貧便とか、失禁とかありますが、だんだん慣れとかトレーニングとかその人によって下痢止めを飲めば程よくお通じをコントロールできたりとか、そういう事があるので、月とか年単位ではありますけど、この病気さえしっかりと再発とかなければ
別にそんなお風呂に入ったりスポーツが出来たりしますのでね、だからまだお若いのでね!逆に選択氏が沢山あるわけですよ。逆に悩みますが・・・だから手術の後遺症にそこまで神経質にならないでほしい。
Q
:そうなんですね・・そうなんですか!
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それがすごく怖いから、そっちの方は怖くてあまり調べられなかったんです。
A
:我々も沢山下部直腸の手術は沢山していますけども、肛門機能が
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もともと低下している高齢の方など、肛門を頑張って残したのに、こんなにつらいんだったら永久人工肛門の方が良かったとか、そういうくらいになる事もある場所なんですよ。なのでそういう事もきちんとご承知おきいただいた上で考えて欲しいなと思います、〇〇さんのご年齢であれば、一生苦しむとかそんな事はないと思います。なのでそこまで神経質になる必要はありませんよ。
Q
:そうなんですね、私は営業職なので、そうなった場合オムツをはいて営業活動したり、匂いとかそういう事を気にしないといけないのかと
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A
:それは大丈夫だと思いますよ!ただ最初はちょっともれちゃったりとかあると思いますけど、ちゃんとトレーニングしていればしっかり順応できるご年齢だと思っておりますので。それはそこまで神経質にならずにおびえないで考えてもらえれば。
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外科医として、教科書通りに手術して・・と言う選択は簡単なんですけど、だからなるべくメスを使わないで直せる方法を上手く考えていきたいと思いますので、
Q
:本当にそれがありがたいですね。なんでそんな風に考えて下さったのですか、本当に皆が手術を推奨してくる中でありがたいです。
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A
:純粋に確率的に再発リスクがそんなに高いわけではないですし、やっぱり手術の後遺症とか、あるいはよかれと思って手術して合併症で命取りになる事もゼロではないので私はなるべくバランスをとって・・何も考えずに手術をするのがそれはそれで正しいかもしれないのですが私はそういうスタンスでやっているんで。
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長くなったので次に書きます。