ご訪問いただきありがとうございますひらめき

 

 

かいマムと申します。

 

 

現在夫婦共働きで長男きぃまる、次男ちゅけぷん、長女あーたんの3人の子供を育てています。

 

 

このブログでは妊娠中に胎児ポッター症候群と診断された次男の物語を綴っています。

 

 

 

 

細切れお団子状態の腸を繋いでもらう手術に生後二日目で挑んだちゅけぷんです。

 

 

 

 

前回のお話はこちら

 『#57【2日目腸形成】』ご訪問いただきありがとうございます  かいマムと申します。  現在夫婦共働きで長男きぃまる、次男ちゅけぷん、長女あーたんの3人の子供を育てています。  この…リンクameblo.jp


 

 

15時に始まった手術の予定終了時間は19時でした。

18時頃に病室に私の分の夕食が届いたので、一度帰って食べてきて、18時半にまた家族待合室に戻りました。

 

 

 

 

その間さらしコルセットがめちゃくちゃいい仕事をしてくれていて、帝王切開をして2日目にもかかわらず、痛み止めの座薬一回追加だけで、ずっと車椅子の上に座って待っていられましたあんぐり

 

 

 

 

予定終了時刻の20時を回ってもまだ何の音沙汰もありません...。

夫くんのお腹がぐーぐーなっていました。

 

 

 

 

マムは予感でこれはもっと長引くに違いない...と思いましたので、売店閉まる前にサッと食べておいでよ!と、勧めました。マムのポリシー、非常事態に臨む人は、食べれる時に食べ、眠れるときに寝るべきなのです。夫くん、最初は躊躇していましたけど、ものすごい早食いですし、なんかあったら電話して、と、言ってご飯を食べに行きました。

 

 

 

 

 

何事もなく、ご飯を終えて帰ってこられました。

 

 

 

 

待合室には、とうとう他に誰もいなくなって私たち2人だけになりました。

座薬の効果が切れてきたせいか痛みだしたので、他にどなたもいないことですし、待合室の長椅子に横にならせてもらいました。

 

 

 

 

夜の22時過ぎ...やっと手術室と待合室の間のドアが開きました。

 

 

 

外科の先生が憔悴した顔でやってこられました。

 

 

 

 

「うまくいきました。予想以上につなぐ箇所が多くなってしまって、遅くなってご心配おかけしました。今終わって後は縫合してますので、先に説明させていただきますので、面談室へどうぞ。」

 

 

 

 


NICU内にある小さな部屋に通されました。





先生は一眼レフを持っていました。
「手術の写真見ますか?ショックとか大丈夫ですか?」
私たちはスプラッタに対してあまり恐怖心がないので、次男のお腹の中を見せていただきながら説明を聞きました。

 

 

 

 

解説図も描いてくれました。
腸は腸間膜という膜の中に形成されているそうですが、次男の場合この膜の中にまるでソーセージのように腸になる予定だった組織がポロポロと入っている状態だったのです。閉鎖箇所でいうと22箇所。あまりにも小さいものは繋いでも蘇生しないが、できる限り長い腸にすることが予後にとって重要なので、とにかく頑張って繋いだ結果が予定時間の3時間オーバーだったようです。本当にありがたいことです。




前回も書きましたが、健康な新生児の腸は250cm。

 

 

 

 

お腹を開けて見なければわからない、できれば90cm欲しいと言われていましたが、40cm以上が生存条件になってくるだろうということでした。




先生が粘りに粘って繋いでいただいた結果次男の小腸は70cmになりました。

 


 

 

 

 

続く

 

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