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かいマムと申します
3人兄妹と共働きアラフォー夫婦のドタバタ珍道中を書いております。
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どうもマムです。
もう、キャンプロス過ぎて語ります。
(あと少しでファミグルキャン!!)
時々やってくる、これ系の回です。
マムは子どもの頃きょうだい児として育ったため、ある年齢までは人生に諦念を抱いていました。悲しいことですが早く死にたい子どもだった。
阪神淡路大震災をきっかけに死ぬくらいなら好きなことをして生きるべきだ、と思うことができましたが、生きること=姉と親の介護をすること、というすりこみご中々消えず、自分が好きなことをして生きていられる時間はそんなに長くない。結婚もしないだろう、できないだろう、と考えていました。
そうすると、何もかもを早まきで習得し、駆け抜けなければ、私の人生の時間は人の半分以下なんだ、という強迫観念が猛烈に働き、10代20代はがむしゃらな時間を過ごしていました。
海外旅行もがむしゃらの一環で、いずれ姉たちに縛られて、いけなくなる、本物を見て学ぶ機会は今しかない、という焦りから、大学生の頃は専門分野に関わるものを直に見るためにバックパッカーをして回りました。
当時、日本にいると何歳までに大学を卒業して、就職して、何歳までに結婚して、何歳までに子供を産んで、あまりにもパターンが一本化されていて、それ以外の生き方をしている人は自由ではなく、「はみ出しもの」という感じが拭えませんでした。
(今はだいぶマシになったとは思いますし、自分が大学の教員として、学生にもっと自由に生きていい、と伝えたいと常々思っています。)
ところが旅にでると、
子育てを終えてから大学で学んでる人もいれば、10歳までに一度は進路を決めて専門コースを選択する教育になってる国もあれば、
宗教も大切なことも、"これが大変‼︎"という問題意識もところ変われば…です。
外から見た景色の印象として、日本って一つの流れからはみ出さないように、という意識がものすごく強い国風なんだな、と実感することができました。
また2001年の9.11以降は、昨日と今日では身の安全の情勢は変わるということも痛感しました。
ちょうどその頃も旅にでていて、トランジットが一切できなくなり、いちいち入国審査、出国審査を受けなくてはならず、乗り継ぎがパンクしてました。当然空港周辺のホテルは満室、値段も通常の10倍近くをつけているアコギなところも多数で、空港で寝泊まりするしかない人で溢れかえり、特にパスポートコントロールの外で待機せざるを得なくなった人たちがいるエリアはめちゃくちゃ治安が悪くなっていました。
ああ、これが戦争。
無常に人が行き場を失う状態。
ここでもマムはまた思うのです。
今ここでテロが起きて死ぬかもしれないのに、なぜ10年後、20年後、両親や姉を介護して尽くす人生について設計し、歩む必要があるのだろうか?
日常においてはこの強迫観念に強烈に縛られている脳が非常事態には何が大事で何が大事でないのか、ちゃんと考えろ!と動き出します。
9.11直後は異常事態だったかもしれませんが、本質的に旅には、誰かに判断を委ねてぼさっとしてたら、死ぬかもしれない、そういう危険がつきものなのではないでしょうか。
同時に自分の意志、足で得た経験は人生の血肉になるのだな、とも思います。
もちろん、リゾートホテルでラグジュアリーな旅だって大切な思い出だと思うけど、マムにはそういう旅はほんのちょっとでいいみたい。人生に何回かいけたら十分。
それよりも知らず知らずに日常で固定観念に囚われて、さびつきそうな魂を洗うのに旅が必要なようです。
キャンプ旅はその点とても有用です。
なんせ自然が相手ですから、いつも頭を使わないといけないし、予想の遥か上をいく素晴らしい体験ができることもある。ラグジュアリーホテルと違って大家族でも月に一度くらいは出かけられるのもいいですね
あーはよキャンプ行きたい。
完
やっとROOM始めました