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かいマムと申します指差し

 

 

3人兄妹と共働きアラフォー夫婦のドタバタ珍道中を書いております。

 

 

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どうも、マムです。

 

 

 

 

 

たまにやってくる、考察独白の回です。

 

 

 

 

ゴールデンウィーク10日間に及ぶ旅でしたが、誰も病気も怪我も事故もなく、天気にも万全に恵まれ(これ本当にすごいですねポーン)何にも変えがたい何かを家族で経験してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は旅が好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログにはあまり出てこない父親が多分旅好きだったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

父はプロカメラマンだったのですが、カレンダーの撮影などで、一年の半分以上海外に行っている年もありました。帰ってくる頃には顔を忘れていたので、マジでこのおじさん誰?状態だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

物心ついてからは家族でも毎年海外旅行に連れていってもらっていたのが、マムが旅をし始めるきっかけの一つだったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

家族での旅はいつも、リゾートホテル、リゾートコテージで、専用通訳さんがついてくれるようなソフィスティケートされたものでした。父なりの家族サービスだったのかもしれないです。

 

 

 

 

 

 

 

フィリピンを訪れた時、用意された車の冷房の効きがいまいちで、信号で車が止まった時、あまりの暑さに勝手に少し窓をあけました。

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、にゅっと外から手が伸びてきて、窓がこじ開けられました。当時の私と同じくらいか、もっと小さい子供が、何かを喚き立てています。

 

 

 

 

 

 

お金をくれと言っていたのかもしれないし、何か物売りだったのかもしれません。

 

 

 

 

 

運転手は彼の手が車内に入っていることなどには1mmも留意せず、信号が変わると同時に発進しました。

 

 

 

 

 

ドッドッドッ

 

 

 

 

心臓が痛いほど早くうち、ドキドキしました。

 

 

 

 

子供の命がなんとも思われていない世界に今私はいる。

 

 

 

 

ここでは子供だからという理由で無条件に守られることはないのだ。

 

 

 

 

私は親の金に守られてるに過ぎないのだ。

 

 

 

 

その事実に胸がドキドキしたのです。

 

 

 

 

なんとも贅沢でおこがましい話なのですが、海外旅行に連れていってもらえるような環境にありながら、私は、普段家庭を顧みないのに、この旅行のようにたまに『俺様こんなにしてやってる!!!』とひけらかす父も、リゾート気分でネジが緩んで知的障害の姉の世話を私に押し付け気味の母にもうんざりで、逃げ場のない家族旅行が憂鬱で憂鬱で仕方なかったのです。

 

 

 

 

 

 

しかし、父母の用意した安全とは所詮金で買った安全だった。

 

 

 

 

 

その事実に、私は今、とても表面的な安全に守られているに過ぎないんだ。私を守ってやっていると勘違いしているこの父母はその浮薄さに気づいてもいないんだ、すなわち、私と同列にいつ命を脅かされる立場になるかもしれない存在なんだ。

 

 

 

 

 

 

そう思うと、その生々しさにドキドキしたのです。

 

 

 

 

 

(言語ギフ小学生は低学年でもこういうことを考えている可能性があります。いやですね...)

 

 

 

 

 

 

以降、私にとって旅の面白さとはそれが当たり前だ、と思い込んでいる安全で安心な日常から、自分の肉体で移動し、生きているということを自覚する行為になりました。

 

 

 

 

 

 

 

アジア人であること、日本人であること、女性であること(若い時には若さそのもの)、自分の意思とは関係なくさまざまなペルソナが私を縛りにくる。新たな価値観で縛れらようとするときに、すでに全く別の価値観で縛られていることにすら気づかない自分に気づく。

 

 

 

 

 

 

リゾート地だけど紛争状態

世界の縮図のような南キプロスと北キプロスの検問所

夫くん、よくマムについてくるよなー爆笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして何者でもなくなる空港がとんでもなく心地よい場所になってしまいました。

 

 

 

 

ターミナル、面白いですよねぇ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゅけが腎臓の病を持って生まれてから、旅には制限がずっとついて回りました。

 

 

 

昨年の淡路島旅行でも、マムは最初瀬戸内の本当の島に行こうとしていました。しかし、結局夜中に容体が急変したときに橋でつながってる場所でないと病院に行けない、という縛りを思い出し、アイランドハイとセーフティの両立する淡路島が旅行先になりました。

 

 

 

 

 

今回のキャラバンでも間に実家泊を差し込んで、体調不良が出た時の調整の効くよう配慮をとりつつも、その日その時その場所で、自分たちが過ごすということの意味を体験する本当に旅らしい旅ができたな、と嬉しく思いました。

 

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークで混み合うリゾートホテルではなく、キャンプでテントを立てての移動だったのもことのほか旅の良さを際立ててくれました。

 

 

 

 

 

 

もっというと、究極スナフキンくらいの荷造りの軽快さでいきたいところです。

 

 

 

 

 

 

 

皆さんにとって旅ってなんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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