ご訪問ありがとうございます。2019年、第三子の長女が生まれる時の妊娠記録です。現在イヤイヤ期真っ盛りの2歳のお嬢になりました。
重症妊娠悪阻で、３ヶ月の入院、絶飲食、ポート留置高濃度栄養となり、20週中期スクリーニングで、赤ちゃんの無事を確認してから退院しました。
長期入院の後、貧血発作が原因で、兄弟二人の自転車送迎中にマムが事故を起こし、自力送迎はもう無理だ、と、ファミサポさんに送迎をお願いしました。その矢先に食中毒で家族全員が救急搬送されるという事件が起き、やっと回復したと思ったらもう９月です。
もうすぐ臨月です。（ウソでしょ、なんか妊娠してた気がしない...生死の境を彷徨うほど吐き続けて、気失って、食中毒になったらもう臨月笑）
予定帝王切開日が３週間後に迫っており、重症妊娠悪阻でお世話になった大学病院に術前検査及び、出産、入院手続きをしにいきました。
「では、今回も硬膜外麻酔を使わない方法でやりましょうね」、と考えてくださいました。準備万端！
次は事務手続きです。１階の総合受付で必要書類を出し、預入金を支払うはこびです。ここでねぇ、問題が。今日はここから、ちょっと病院側とバトルなお話になりますので、争い事がお好きで無い方はここで閉じてくださいね。
入院書類の中にこのようなものがあったんです。
満床だった場合でも自腹で個室代払います、という同意書。
これ実は全国で問題になっているんです。記事になってるもの、リンクしておきます。
簡単にいうと満床だった場合に、病院側の懇切丁寧な説明があり、患者本人が同意した場合は、差額ベッド代を請求しても良い、というガイドラインがあり、この基準の曖昧なところをついて、同意書を交わすことにより、差額代ビジネスのような事態が起きている、というもの。
なお、例えば差額ベッド代を払うことに同意しない場合、入院を拒否する、というような態度を病院がとることは不適切である、と、厚生労働省が質疑応答で明言しています。
んでね、マム重症妊娠悪阻で３ヶ月も入院していたから知ってるんです。この差額代がかからない部屋ってこの病院なんとたったの２室（12名）しかないの。次の4000円差額の部屋が1室（4人）4500円の部屋が2室（6人）5000円の部屋が3室（６人）、個室２部屋（２人）特別室１部屋（１人）。ワンフロア全体で29名が定員で、一人長期で個室に入院している障害のある方がいらしたので、実質28名が定員。
私は帝王切開で１週間入院しましたが、常に満床でした。
もう大体わかりますよね。受け入れ人数と無料ベッド数の数を比較すると、ほぼ全員が差額代を支払わされる仕組みになっているのに、満床の際は〜とif文でまろやかに包み、同意を取り付けてるんです。でも事前に入院してないと、無料ベッドの数が何床あるか知らないし、こんなカラクリわかんないから、もやっとしつつも、サインしちゃいますよね....。
さあ、これに激怒してるのが、
私より夫くん。
「詐欺やないか、絶対同意せん！！」
いや、ほんなら君言うてーや、私嫌やで。
と言いつつ、妊婦健診に一緒に来ることなんかほとんどなかった人なので、結局マムが言うことに。
すごい胃が痛かったわ。
同意しません。て、小声で受付で言うたんです。勇気を振り絞って。
そしたら受付のお姉さん、「同意していただけない場合、こちらの病院で出産をお断りしております。」って言いました...。ああああああ、言うたらあかんやつ言っちゃったああああ。
「あの...厚生労働省のガイドラインってご存知ですか？そのセリフ、アウトですよ？患者の健康を盾に病院側が差額代を強要している、ということになってしまいますが、それでよろしい...ですか...？よろしければ、一言録音させていただいても？」
と、申し上げたところ、上司に相談してきます、と奥に消えること15分。
ニッコニコの笑顔の仮面を被って戻っておいでになり、「マム様の場合、当院で３ヶ月の入院期間がすでにあり、ハイリスク妊婦として、特別に同意書なしで、お受けすることになりました。」
はあぁ、そうですか...それはどうも...って、この展開の流れが、すでにめっっちゃ詐欺スレスレを自覚してませんかあああ！？
この入院受付というのは32週〜36週の間に行うようにガイダンスされているもので、もう臨月って状態で、いきなり出産断られたらどこも受け付けてくれるとこなんかないです。それを盾にサインを強要してるんだなぁ、と暗澹たる気持ちになりました。
ひどいな、と思ったのでちなみにこちらで出産を拒否された場合、どうなるんですか？他の病院に紹介状を書いてくださるんですか？って聞いたところ、はい、すぐ近くにこちらの大学病院から独立された先生がおりますのでそちらを紹介しております、とのご回答でした。
横流し先まで用意されてるぅぅぅぅぅ、と思ったのは考えすぎですか？
