ご訪問ありがとうございます。2014年頃、長男が生まれる時の話です。長男は前期に前置胎盤を指摘され、その後逆子で予定帝王切開となりました。おっとりとしつつ、まあまあ変わったところもあるな〜と思っていたら、6歳で発達障害(発達神経症)を指摘され、高IQギフテッド児であることがわかりました。

こちらの話の続きになります。

右半身と左半身が別の生き物

 

 

体の半分が麻痺してる感覚、体の半分が燃えるように痛い=熱い感覚のまま、脂汗を垂らしながら無理矢理離床した金曜日。

 

 

あけて土曜日は赤ちゃんのお世話のレクチャーを集団で受けました。五人ずつくらいのグループだったと思います。半身が燃えるように痛いのでとても立ったまま屈んで抱き上げるとかできなかったです。もう、点滴棒ないと立てない。

 

日曜日はお休み。歩け〜歩け〜言われてましたけど、3時間置きに乳をやり、オムツ替えるので精一杯。もう死にそうに痛い。好きあらばベッドに寝てました。

 

 

その日の夜、もう晩御飯を食べたあとだったので18時を過ぎていたと思うのですが、「こんばんは〜麻酔科のものですが。」と。麻酔科の先生が来てくださいました。

 

 

「なんか麻酔の具合が悪いと聞きました。僕、麻酔科の部長なんですが、今日たまたま当直できてたんで寄ってみました〜どんな感じですか?」

 

 

神!通常勤務やないのに来てくれたなんて!

 

 

半分は麻痺していて、半分は燃えるように痛いことを切々と訴えました。

マム「あの、あしゅら男爵なんです...」(←ほんまに言いました笑)

 

先生「あぁ、マジンガーZの?」

 

先生わかる口だったようです。

 

先生「多分、なんですが、マムさんの麻酔の管の先がちょっと曲がってて、今右半身が麻痺状態ということなので、この場合右に寄ってしまってるのかな。これほんの少し管を抜くことで真っ直ぐにしたら、今の状態が解消されるかもしれません。やってみましょうか?

 

 

マム「お願いします!」

 

 

ずらしてもらった次の瞬間右半身のみに一気に震えが来ました。全身に対して入れるべき量が半身にしか回っていなかったので、右半身の麻酔量が過剰になってしまっていたそうなのです。右半身のみガクガクと痙攣している状態の私をみて、「麻酔って本当面白いんですよね」とおっしゃった先生、まあまあ鬼畜かもしれません笑。

 

 

 

しばらくすると燃えるように痛かった左半身にボヤッともやがかかったような感じになりました。痛くないことはないんですが、

色で言うとこれくらいの鮮烈な痛さ、からこれくらいのマイルドな痛さになった感じ。

とにかく右と左で感覚が違いすぎることが辛かったので、ほっと胸を撫で下ろしました。これで赤子のお世話にも勤しめるというものです。日曜日の夜は安心して眠りにつきました。(どうせ2〜3時間おきに授乳だけども。)

 

 

 

あけて月曜日、生後4日目。麻酔はいい感じで効いています。あーこれが本来の効能なのね。というか術後4日目の今に至るまで、私、体の半分、腹、掻っ捌いて、麻酔なし状態で動きまわらせれてたんや...。そら脂汗も出るわ。今日最高!麻酔すげぇ!!動ける!

 

 

 

と、思っていると....例のアイメイク濃ゆめの女医さんが来られました。

麻酔科医がアイメイクキラキラだった話

 

「かいマムさーん、おはようございますー本日硬膜外麻酔、抜去の日程なので、抜きに来ました〜」

 

 

 

 

「え?ぬ、ぬく?昨日の夜に調整してもらって、やっと効いたのに、今抜く??抜くんですね!?」

 

「はい、4日目なんでね!もう薬液もないですし!」

 

 

かいマム麻酔の恩恵に預かれたのは一晩のみでした!

 

 

 

 

🌀かいマムのかいまわり10月号🌀