こんにちは、かいマムです。
あまりにも寒いから、なんだかいそいそと、もう冬支度しております。
前回のお話はこちら
術後一日目で硬膜外麻酔を任意にポンプしながら離床を促されます。
この時右の鼠蹊部から胸下までは全く感覚がなくて、足もちょっとうまく動かない感じでした。左側は激痛、少し動かすだけで左の腹部を刃物で何度も刺されてるような痛み(刺されたことはないけども。)
看護師さんに訴えても、今日離床しないと癒着しちゃうからの一点張りです。
そ、そんなもんなの??
マム思い出した。
ここ国立大や!!今日金曜日や!!
国立大アルアルはこちらからどうぞ
おかえりなさいませ。
そう、手術0日目は木曜で、翌日1日目は金曜日だったんです。国立の病院、基本土日はしっかり休みます。離床がOKにならないと尿道カテーテルや、排便ケアなど看護師さんがしないといけない仕事がすごく増える患者になってしまいます。どうしても金曜中に離床させたかった...ってことですね。
開腹手術をすると切られた臓器を治そうと血小板が頑張ってしまうので、ほぼ100%癒着ができてしまいます。大事な臓器同士がべったりくっつくと、腸閉塞や癌の原因になるなど、重大なリスクがつきまといます。だから麻酔の力を使ってでも、できる限り早く身体を動かすべきだし、その際には看護師さんが付き添い、様子を観察したり、サポートしたりすることになっています。この人員が土日には取れないので、開けて月曜日になってしまうと術後4日目の離床では遅すぎる、ということだったんですね。
今思えば。
点滴棒を杖にして、トイレまで往復できたら、カテーテル抜去という条件でした。
トイレのすぐ側の部屋だったので、トイレまで10Mもありませんでしたが、10M歩くのに40分かかったよ!
「やった、できましたね。じゃあ管抜いちゃいましょうね!」
「え、40分かかってたら私漏らすで....」
皆さんね、アシュラ男爵ってキャラクターご存知ですか?私もあんまり見たことないけども、マジンガーZという古いアニメに出てくる敵キャラで右半身女性、左半身男性というインパクト大なキャラなんですが、この40分間の間ずっと彼?彼女?のことを考えてたよ。そんくらい右と左の感覚が違った。
あしゅら男爵、お借りしました。原作者は永井豪さんです。
続く
🌀かいマムのかいまわり10月号🌀