ご訪問ありがとうございます。2019年、第三子の長女が生まれる時の妊娠記録です。現在イヤイヤ期真っ盛りの2歳のお嬢になりました。

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 『重症妊娠悪阻⑤行くか戻るか...』ご訪問ありがとうございます。2019年、第三子の長女が生まれる時の妊娠記録です。現在イヤイヤ期真っ盛りの2歳のお嬢になりました。登場人物の紹介はこちら前回まで…リンクameblo.jp


 

 

 

 

 

 

「ポート留置を受け入れます。」と言った瞬間、光の速さで個室が手術室みたいになりました。

 

 

 

 

処置の時に気づいたんだけど、この部屋、天井に血飛沫の後があるんですよね...以前にもここでこういうことがあったのかなぁ、と思いながら、正直拭いといて欲しかったです笑。

 


 

 

心拍、酸素濃度などをモニターする機器がつけられ、2台入っていたベッドのうち1台が外に出され、私の寝てるベッド1台が部屋のど真ん中に置かれ、無影灯で照らされました。

 

 

 

 

「はい、どうもこんにちは!」と外科の先生が手術着で入場されました。

 

 


 

ポートの埋め込みは首元に跡が残るので、PICCカテーテルという方法を選択しました。

これは、上腕の太めの血管からワイヤーを通して、心臓直近の太い静脈まで持っていき、プラスチックのチューブをワイヤーに沿って入れていく、という手術です。


 



 

後でwebを見てみるとエコーで見ながら血管の中にワイヤーを通すという方法もあるようですが、こちらの外科の先生は手練なのか、エコーで血管のはしり方だけ確認したら、あとは手探りでワイヤーをさしていきました。

 

 

 

 

すっげええええ怖かったですぅぅぅ

 



 

脇の下から心臓の方へ向かう箇所で、血管は急角度に曲がっているようで、腕をあげたり曲げたり、体を傾けたり、手探りでワイヤーが入れられていきました。血管の中をワイヤーが這い上がってくる感覚あります。特に血管が曲がってるところをワイヤーでツンツンされると痛いし、何より、ものすごい不快でした。


 

つ、突き破って出血するんじゃないか、と思うと....

 

 

 

 

すっげええええ怖かったですぅぅぅ(2度目)

 


 

「よし!OKエコーで確認!うん、入ってるね。」

 

 

よ、良かった、終わったよぅ。

 

「はい、じゃあ次チューブね。」

 

 

 

そうでしたあああああ。チューブが留置物本体ですよねぇぇぇ。ワイヤーはガイドですよねぇぇ。


 

 

「大丈夫、ツルツルっと入るから!あれ?これ無理か、入らんか。ちょっと看護師さん、もうワンサイズ細いチューブ用意して!!」

 

 


 

上腕の血管まで細ってしまって、用意していたチューブが入りませんでした。ギュムギュムと押し込まれて痛かったです。もうワンサイズ細いチューブは入りました。

 

 

 

最後にワイヤーを引っ張り抜いて(チューブの中を抜けてきてるはずなのに、なんかすごくゾリゾリって感じでした...)、チューブを皮膚に縫い付けて固定して終わりでしたが、もうその頃にはライフが残っていなかった。所要時間30分ほどでしたが、なんせその30分間指定されている体位をとらないといけないので、吐くのを我慢しなくてはならないのです。動いたらワイヤー刺さるとか言うんだもん...。

 

 

我慢に我慢を重ねていたので、手術が終わった瞬間吐きました。

 

 

すぐに放射線技師の方がポータブルレントゲンを持って現れ、カテーテル位置の確認の撮影がされました。うまく心臓付近までチューブを入れられたようです。

 

 

 

確認取れ次第、速攻IVH高濃度輸液が点滴開始となりました。

 

 

 

続く

 

 

🌀かいマムのかいまわり11月号🌀