長編シリーズを書いてると、早く書き終わらな〜とプレッシャーを感じちゃう、かいマムです。逆子による予定帝王切開への葛藤、ひとまず完結しました。
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まあ、そんなわけで、色々と葛藤がありまして、それでも自分の心の分析をしてみて、少し納得がいきました。そして34wの検診でも長男、逆子のままでした
「よし!手術の予約入れるね〜えーっとね、9月00日!」
「え?選べないんですか?」
「うん、空いてるとこで組むしかないから〜」
(しょんな〜せめて選びたかった。それくらいのお楽しみはあると思っていたあああ)
大学病院は緊急オペをできるように手術室をコントロールしないといけないので、予定帝王切開なんだから誕生日選べるんでしょ、というわけには行きません。手術室の予約はかなり密です。
また、妊娠期間は42wが予定日として考えられていますが、予定日の1ヶ月前38wからは正期産と言って、いわゆる臨月、いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくありません。昔は予定日超過をしても2週間くらいは様子を見ていたらしいですが(横位で難産だった姉も予定日超過2週間)昨今ではお腹の中で大きくし過ぎてしまうと母体に負担がかかるため、予定日をすぎるとすぐに陣痛誘発剤を使う病院も多いようです。
予定帝王切開の場合、この正期産に入ったばっかりの38wや、赤ちゃんの成育が順調なら37wにオペをしてしまうことが多いです。気の早い子だと、38wで自然に出てきてしまう可能性があるからです。自然分娩で母子ともにリスクがあるから予定帝王切開なわけで、間に合うように早め早めに予定は組まれます。
医学的理由としては、正期産で赤ちゃんは十分成長しているし、母子のリスクが最も低いタイミング、で、納得なるほど!なのですが、母親としては、まだ出てきたくないかもしれない赤ちゃんを大人の都合で引っ張り出すみたいに感じられてこれもまたストレスです
(10月生まれの赤ちゃんになるのね〜って思っていたのに、いきなり9月生まれデスって)
なんかね、妊娠中、頭でわかっていても心で納得できないことが結構あったんです。
これまでの、ワタクシの信条としては、無知が己を失わせる、と思っていて、一つの事象に対して、科学的、物理的、社会的さまざまな見地から知れば、問題の核が見える、と思ってきました。
けど、妊娠中は、理屈じゃないのよ、ケモノなのよ、みたいな瞬間がかなりありました
既知でも己を失う
自分の中のケモノ、新たな発見です。
ガルルル
基本的に理知的解決にこそ正しさがある、と、思ってきた私にとって、妊娠、出産、子育ては、白と黒の間に無限のグレーがあることを改めて認識する機会でした。
白と黒であることに意味はない、のだと思うようになりました。それは自分の子供だけではなく、この七年間に出会ったたくさんの赤ちゃんたちの命の煌めきが教えてくれたことでした。
私も34wのこの日に38wのオペの予約が入れられました。
「じゃあ来週、術前検査色々あるんで、よろしく!何か質問ある?」
「当日になって回ってたらオペ中止ですよね?」
「そうだね〜まあ、オペの日の朝まで、エコーで確認するよ〜」
「過去に当日回ってたー!!って人いました?」
「38wってもうお腹に隙間ないからねぇ。聞いたことないわ〜」
だ、そうです。
奇跡よおこれ!
🌀かいマムのかいまわり🌀