五感を刺激するおうち遊びで
どんな分野でも活躍できる応用力と
バツグンの集中力がぐんぐん育つ!
輝きベビーシニアインストラクター
吉武 りさ です。
私には息子と2日違いで生まれた
姪っ子がいます。
家が近いこともあり、
しょっちゅう会うので、
双子のように育ってきました。
その2人を見ていて、
先日ふとあることに気づきました。
それは何かというと、
叱られる回数の違い。
姪っ子は動きがゆっくりでおとなしめ。
おもちゃを取られても
ギャーギャー騒ぐことはないし、
「待っててね」と言ったら
素直に待っている。
一方、息子はとにかくやんちゃ。
おともだちとおもちゃの取り合いをして
泣かせてしまうことも多々あるし、
体を動かすことが大好きで
走ったりジャンプしたり激しいし、
好奇心旺盛でなんでもやってみたいし、
ニヤニヤしながら
イタズラをすることもある
2人が一緒にいると、
息子が姪っ子のおもちゃを取る
→叱る
お風呂で姪っ子の頭に
ふざけてお湯をかける
→叱る!
姪っ子といることが楽しくて
テンションが上がりすぎ
何かをやらかす
→叱る!!
そう、ずっと叱っているのです!
一方、姪っ子はいつも被害者であり、
慎重で危険なことや
大胆なことはしないので、
叱られることがほとんどない。
生まれてからの2年9か月。
この2人は叱られてきた回数が
どれだけ違うのだろうと思いました。
そんな息子なので、
当然保育園でも叱られています。
迎えに行くと、
「今おともだちに
ごめんねを言っているところなので
少し待っていてくださいね」
と言われることも
少なくありません
公園などで遊んでいても思いますが、
やんちゃな子って
叱られる回数が圧倒的に多い。
「こら!」
「危ないよ!」
「やめなさい!」
「貸してあげて!」
などなど、
何かする度に注意されている。
でもそういう子って、
「あれなんだろう?」という好奇心。
「やってみたい!」という意欲。
「これが欲しい!」という意志の強さ。
「こうしたらおもしろいんじゃないか」
という発想力。
そんな素晴らしい能力に
あふれているんですよね。
誰かを困らせてやろう、
意地悪してやろうと思って
やっていることなんてひとつもなくて、
まさに持って生まれた
能力や個性をフルに発揮している。
それが
「ダメ!」「こうしなさい!」
と言われ続けることによって、
だんだんと
「自分の思うように
しちゃいけないんだ」
と学習し、いつしか
自分は何がしたいのか
分からなくなっていく。
そうやって本来の能力や個性って
見失っていくのかもしれません。
2歳くらいになれば、
やっていいことと悪いことは
十分わかっています。
息子を見ていても思いますが、
やってはいけないと分かっているのに
やってしまったとき、
子どもはしっかり
自己嫌悪を感じています。
おともだちを泣かせてしまった自分、
ママが嫌がることをしてしまった自分、
そんな自分が不甲斐なくて
泣いています。
そこで正しさを教えようと、
必要以上に責めたり、
無理矢理謝らせたりすることは
しなくていいのかもしれません。
親としては
「ちゃんとしつけをしなきゃ!」
と焦るんですよね。
でも、やんちゃな子って
これまでにもう十分叱られているし、
自分で自分を責めています。
そういう子に対しては
追い討ちをかけるよりも、
まずはたっぷり共感してあげる
ことの方が大事なのではないかと
思うのです。
なぜそれをするのか
理解しようとせず、
頭ごなしになんでも
注意をしていたら、
「自分はダメな子なんだ」
と思ってしまいます。
「それ、やりたかったんだね」
「悔しかったんだね」
「そんなつもりなかったんだよね」
と共感した上で
正しい行いを教えてあげれば、
いたずらに
自信をなくすことは
ないと思うのです。
「うちの子、やんちゃで・・・」
というママがいたら
ぜひ頭の片隅に置いておいて
もらいたい!
もしかしたらお子さんは、
他の子よりも叱られている
回数が多いかもしれません。
叱られる行為の裏には
その子だけの能力や個性がある。
どうかこのことを
忘れないであげてくださいね!
(私もです)
最後まで読んでいただき
ありがとうございました♡