明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。


さて、今年の初投稿は、ジーノ・ベーキの声です。

https://youtu.be/EkwxFe-IBu4?si=EhnvWPo13P9mCj-V 


このタイプの声は、黄金期の正統派のマッティア・バッティスティーニなどのタイプとは異なります。

何が異なるのかと言いますと、正統派タイプの、スマートな器楽的ニュアンスが勝る事に対し、後側の唸った声が加えられています。

その分、正統派タイプに観られる拘束感から解放された音声を提供できますが、雷が鳴る様な、おっかない要素が加わります。


要素が増える為に、体力やコントロールで難しく成る面が増えると思われます。

このタイプにて、晩年急速に声が衰えて行ったと言われるティータ・ルッフォもこのタイプだと思われます。


私は、ジーノ・ベーキを真似しようとしておりましたが、限界があり、逆に正統派の形を真似した処、何が不足していたのか理解しました。


やはり、正統派の形が基礎に成っていると痛感しました。

本年は更なる研究にて、アップグレードを目指して行きたいと思います。

どうか、皆様の応援の程、宜しくお願いいたします。