ブランコ・コレッリは、パヴァロッティの発声に関して、「パッサッジョがあからさまである。」と批判していた様です。
確かに、黄金期のどのテノールのタイプと異なる、ある意味モダンな印象もあります。
パッサッジョがあからさまであると言う事実を踏まえると、黄金期のテノールに比べ、中音域まで、声の軸が、ほんの少し前側であると言えるのでは無いでしょうか。
普通、このポジションでの発声は、生半可な訓練では不可能と思われます。
これを安易に目指し、潰れた学習者も多いのでは無いかと思います。
https://youtu.be/wc_L1EEcrxs?si=WZHMdg-MtkA3UScE