スキップ 北村薫(著)

 

以下、WEB紹介文より

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昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。
それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、
わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた……
目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。
わたしは一体どうなってしまったのか。
独りぼっちだ――でも、わたしは進む。
心が体を歩ませる。顔をあげ、《わたし》を生きていく。
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この本は『金曜日の本屋さん』という小説の中で紹介されるのですが、
興味を持ったので、買って読んでみました。

読み始めると、続きが気になって気になって、
一気に読み終えてしまいました。
20数年前に出版され、重版を続けているようですが、
読み継がれているだけのことはあります!

ストーリーもとても面白かったのですが、
著者・北村薫氏の文章力がすごいなーと思いました。
文章の持つ力のすごさを痛感した、という感じでしょうか。
もし私が国語の先生だったら、
この本の文章を使ってテストを作りたいと思います(笑)

主人公、真理子の好きな言葉は「自尊心」・・
この言葉が深く心に残りました。

著者の他の作品も読んでみようと思います♪