金型屋の社長から愛をこめて


最近の工作機械は、箱型のものが多い。


扉を閉めてしまうと、まるで電子レンジのようだ。



でも、工作機械は電子レンジなのだろうか?



材料を入れて、


CADデータを入れれば、


誰でも加工できるのだろうか?



工場見学などで、


「あ~、この機械を持ってれば精度出せますよね。」


などと言われることがある。



でも、はたしてそうなのだろうか?



・・・・・



いや、決してそんなことはない。



加工プログラムの作り方、


工具の選定、


工具刃先の確認・判断、


工具の取り付け、


加工液の選定、


芯出し方法、


温度管理、


さらにはメンテナンス、


不具合が出たときの対処・・・・等々



1つの機械を動かし、


機械性能を引き出し、


効率よく加工するためには、


多くのノウハウと経験が必要になる。



にもかかわらず、


そんな認識をしている人は少ない。



「こんな機械が出てきたら、


どこでも同じものができちゃいますね!」


などと言っている人の多いこと。



しかも、


動かしている本人でさえ、


自分がやっていることの重要性に


気付いていないことも多い。



同じ包丁を持っていれば、


同じ料理ができますか?



機械が活きるも死ぬも、


使う人間次第なのだ。



機械に愛情を注ぎ、


いい仕事をしたいものだ。



追記


電子レンジも使う人次第かもしれませんね。(笑)