金型屋の社長から愛をこめて



先週、マシニングセンターV22の事故がありました。


主軸をZ方向に突っ込んでしまい、破損。


主軸全体の交換となりました。



これは、とても大きな事故で、


自動車1台買えるくらいの修理費用がかかります。



過去にも何回か、同様の事故が起きていますが、


原因は、それぞれ違います。



事故が起きる度に、原因を探り対策を立てます。


ここまで対策すれば、絶対に事故は起きない・・・


はずだったのでが、今回の事故となりました。



金型メーカーでV22を使っている会社は多いと思います。


皆さんが事故を起こさないために、


あえて、今回の事故をブログに書きます。




☆ なぜ、事故が起きたのか?



今回、マシンへのセットを、二人でやっていました。


一人が作業していて、もう一人が手伝った形なのですが、


「二人の作業」が、今回の事故につながりました。



マシンへセットする際、


工具長高さ補正を行います。



工具の種類や長さに合わせて、


Z寸法を入力する作業です。



二人の作業者を、仮にA、Bとします。



A: 「工具長補正やった?」


と、Bに聞きました。



質問だったわけですが、


Bには、こう聞こえました。


「工具長補正やったよ。」


・・・つまり、作業が終わったと思ったわけです。



BがAに返事をしました。


「はい。」



この返事を、


Aは、Bが作業したと受け取りました。


Bは、Aが作業したと思い返事をしました。



お互いに相手が作業したと思い込んだわけです。


・・・伝わりました?



人がする作業には、ミスが付き物です。


さらに共同作業の場合には、伝達ミスが追加されます。



怪我につながる事故でなかったのが


不幸中の幸いでしたが、


共同作業の危険性を十分認識する必要があります。



経験しないと防げない事故もありますが、


知っていれば起きない事故もあります。



このブログ記事によって、


みさんの会社で事故が、少しでも減ることを祈ります。




追記



機械メーカーや機械商社は、


こういったユーザーの事例発表会(交流会)を行って、


事故を減らすことに努めてはどうでしょう?