2年前に、35年住んだ家を建替えました。
古い家には、父と一緒に住んでいましたので、
建替えるときにも、そのつもりでいました。
南向きで日当たりがよく、
庭に面した部屋を、父の部屋にすることにしました。
庭いじりが好きでしたので、
いつも庭を見ていられるような部屋にしました。
父は、家の建替えに関して、
一切、口を出しませんでした。
部屋の好みを聞いても、
「お前達の好きにしなさい。」
と言うだけでした。
そんな父に、
喜んでもらえる部屋になったと思います。
ところが・・・
父は、この部屋に住む前に他界してしまいました。
亡父に住んでもらうつもりだった部屋を、
なんとなく使う気にならず、
ガランと空けたままにしていました。
でも、最近になって、
やっと使う気持ちになりました。
今は、私の部屋として使っています。
亡父も、きっと喜んでくれていると思います。
「そんなの、気にすんなよ。」
という父の笑い声が聞こえるような気がします。
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