共通テスト 2023 化学 解説 第5問 | もるもる集合場

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みんな頑張れ!! ヾ(●´∀`●)/

いよいよラストスパートゲッソリ
ここにくるまでに、もう時間が無くなって人がいるのでは💦

第5問

 

問1 

  a 無機の知識問題です

    ①弱酸の遊離

    ③酸化還元反応

    ④酸性酸化物の中和

  

  b ルシャトリエ問題

    「平衡は、変化を打ち消す方向に動く!ウインク」がコツです。

    

    ①圧力を下げると、molが増える方向に平衡は移動します。

 

 

問2 酸化還元反応問題。 

   ヨウ素酸化滴定(ヨージメトリー)を理解している人は対応できたと思います。

 

  ポイントはこの3点(反応式と係数から以下のことが分かります。)

 

  ・「全I₂ mol=H₂Sと反応したI ₂ mol + 余ったI₂ mol(Na₂S₂O₃と反応I₂ mol)」

  ・Na₂S₂O₃のmol=余ったI₂ mol(Na₂S₂O₃と反応したI₂ mol

  ・H₂Sと反応したI ₂ mol=H₂S mol

  

  これらのポイントを利用して、求めることができます。(詳細は以下)

 

 

問3 えっ?? 光の透過。。吸光度、、 

    「ランベルト・ベールの法則」じゃんっ!ポーン

    

    これ、大学でやる内容です。なぜ、ここで出す??チーン

    と、思いますが、前向きに問題を読みましょう!リード文では、

 

    ・物質は光を吸収する。

    ・光の透過率の常用対数は、試料モル濃度と試料の長さに比例する。

       log₁₀T=kcL (k:比例定数=モル吸光係数)

    

    と、いう情報が得られます。

 

   a 濃度が分からないSO₂ の透過率を調べると、T=0.8だった。

    この時の濃度を求めよ。

    また、濃度c と logT の関係の表と方眼紙を示しておきますので使ってね。

 

    と、問題文が言っています。

 

    T=0.8ですので、

    log0.8=‐0.1となります。

 

   <解き方①>

     とりあえず、プロットしてみましょう。
     そして、logT=‐0.1の部分を読み取ると、c=3.0×10⁻⁸  となります。デレデレ

    

 

   <解き方②>

      「log₁₀T=kcL」の式を使って解きます。

 

     ‐0.1=kcL …①

     ‐0.2=k×6.0×10⁻⁸×L …②

   

     ①②より、

      c=3.0×10⁻⁸となります。ウインク    

 

     どちらかでも解けますが、これって高校化学ですか?ゲッソリ

   

 

   b Lを2倍にしました。透過率Tはどうなりますか?と、聞いてきました。

     

     問題文が(log₁₀T=kcL,T=0.8)と教えているので、あとは計算です。

      log₁₀T’=kc2L

      log₁₀T’=2log₁₀T=logT²=log0.8²=log0.64

      

    最後の問題も高校化学ですか??滝汗

 

と、いうことで解説終了です。

お疲れさまでした照れ