ようやく有機です
第4問
問1
・ヨードホルム反応を示す構造式を覚えましょう。
・脱水は、‐OHがついているCの横のCのHが取れてC=Cになります。
・付加はC=Cの各炭素にBrがくっつきます。
問2
①フタル酸のようにカルボキシル基が近いと脱水します。(マレイン酸も)
②アニリンは弱塩基性ですので、NaOH水溶液には溶けません。
→中和して塩になったら溶けます!
③ジクロロベンゼンは、オルト,パラ,メタの3種類があります。
④アセチルサリチル酸の構造式が分かれば即答です。
‐OH基がないので、FeCl₃水溶液で呈色反応はしません。
問3
①セルロースの単量体β‐グルコース内には‐OH基が沢山あります。
水素結合するのは(F,O,Nが関わる時です)
②そうです!
③α‐ヘリックス,β‐シート構造は水素結合の影響です。
④ポリプロピレンはC,Hしかいないので水素結合しません。
問4 予想通りトリグリセリドきました!
しかも、脂肪酸が2種類バージョンです。
これは、有機の入試演習をやっていない人は難しく感じましたよね
a トリグリセリドX (M=882)が44.1gです。
油脂 X mol=0.05molですね。
油脂 X 1分子中にC=C が4個含まれるので、
油脂 X mol=0.05molに含まれるC=Cは、0.05×4=0.2mol分です。
C=C と、付加に必要なH₂ は同じ量ですので、答えは0.20molですね。
b アルケンは過マンガン酸カリウムで酸化されることが分かれば、問題文から
「脂肪酸A,BどちらにもC=Cが含まれる」と気づきます!
C=Cは、A1個+B2個中で合計4個ですので、
「A:2個,B:1個」のパターンが考えられます。
c X:光学異性体がある(不斉炭素がある)
Y:光学異性体がない(不斉炭素がない)
と、いうことは、
Xは、グリセリンの炭素の端からA,B,Bで結合していると考えられ、
Yは、グリセリンの両端のCについている□が同じものということです。
結果、「ア:H,イ:B」と予測できます。
以上、有機でした