共通テスト 2023 化学 解説 第4問 | もるもる集合場

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ようやく有機です酔っ払い

第4問
問1 

   ・ヨードホルム反応を示す構造式を覚えましょう。

   ・脱水は、‐OHがついているCの横のCのHが取れてC=Cになります。
   ・付加はC=Cの各炭素にBrがくっつきます。

 

問2

  ①フタル酸のようにカルボキシル基が近いと脱水します。(マレイン酸も照れ
  ②アニリンは弱塩基性ですので、NaOH水溶液には溶けません。

   →中和して塩になったら溶けます!

  ③ジクロロベンゼンは、オルト,パラ,メタの3種類があります。

  ④アセチルサリチル酸の構造式が分かれば即答です。

    ‐OH基がないので、FeCl₃水溶液で呈色反応はしません。

 

問3

  ①セルロースの単量体β‐グルコース内には‐OH基が沢山あります。

   水素結合するのは(F,O,Nが関わる時です)
  ②そうです!
  ③α‐ヘリックス,β‐シート構造は水素結合の影響です。

  ④ポリプロピレンはC,Hしかいないので水素結合しません。

問4 予想通りトリグリセリドきました!ニヒヒ
   しかも、脂肪酸が2種類バージョンです。
   これは、有機の入試演習をやっていない人は難しく感じましたよねポーン

 

   a トリグリセリドX (M=882)が44.1gです。 
     油脂 X mol=0.05molですね。

     油脂 X 1分子中にC=C が4個含まれるので、

     油脂 X mol=0.05molに含まれるC=Cは、0.05×4=0.2mol分です。

     C=C と、付加に必要なH₂ は同じ量ですので、答えは0.20molですね。

 

   b アルケンは過マンガン酸カリウムで酸化されることが分かれば、問題文から

     「脂肪酸A,BどちらにもC=Cが含まれる」と気づきます!

    

     C=Cは、A1個+B2個中で合計4個ですので、

    「A:2個,B:1個」のパターンが考えられます。

 

   c X:光学異性体がある(不斉炭素がある)

     Y:光学異性体がない(不斉炭素がない) 

 

    と、いうことは、

    Xは、グリセリンの炭素の端からA,B,Bで結合していると考えられ、

    Yは、グリセリンの両端のCについている□が同じものということです。

   

    結果、「ア:H,イ:B」と予測できます。
    

以上、有機でした爆笑