第4問
問1 ④
シクロ(環状)になると、アルカン(CnH2n+2)の時よりも水素原子の数が2個減ります。
よって一般式は、CnH2nです!!
問2 ②
分子式「C9HnO2」より、
この化合物1molから生成される水のmolは、n/2 molです。
また、この分子式の分子量は、「140+n」と示すことができるので、
問題文中の、30/(140+n) mol反応して、水が1molできたというお話から、、
1:n/2 = 30/(140+n):1 n=10 となります!!
問3 ⑤
酸の強い順は、「強酸>カルボン酸>フェノール」ですので、
安息香酸>フェノール>ベンジルアルコールの順です。
(ベンジルアルコールは酸ではありません。)
問4 ③
鏡像異性体(光学異性体)があるポイントは、不斉炭素がいることです。
(不斉炭素:4つの異なる原子や原子団と結合している炭素)
問5 a ③ b ①
実験Ⅰでは、エステルは上層に存在します。
*ちなみに、、分液ろうとの操作で、有機溶媒が下層にくるのは、
四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタンなどを使用したときです。
実験Ⅱより、酢酸エチルの分子量が2増加したということから、
「エタノールの酸素原子が酢酸エチルに結合する」ということが分かります。
よって、結合Xが新たに形成されます。
エステル化を構造式レベルで理解している人は、簡単な問題でしたね。
第4問は、解きやすかったのではないでしょうか?
有機分野は、入試で頻出分野ですので、しっかり押さえておきましょう