センター試験 2020 化学 解説 第4問 | もるもる集合場

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第4問

 

問1  ④

 シクロ(環状)になると、アルカン(C2n+2)の時よりも水素原子の数が2個減ります。

 よって一般式は、C2nです!!

 

問2  ②

 分子式「C92」より、

 この化合物1molから生成される水のmolは、n/2 molです。

 

 また、この分子式の分子量は、「140+n」と示すことができるので、

 問題文中の、30/(140+n) mol反応して、水が1molできたというお話から、、

 

 1:n/2 = 30/(140+n):1    n=10 となります!!

 

 

問3  ⑤

 酸の強い順は、「強酸>カルボン酸>フェノール」ですので、

 安息香酸>フェノール>ベンジルアルコールの順です。

 (ベンジルアルコールは酸ではありません。)

 

 

問4  ③

 鏡像異性体(光学異性体)があるポイントは、不斉炭素がいることです。

 (不斉炭素:4つの異なる原子や原子団と結合している炭素)

 

 

問5  a ③    b ①

 実験Ⅰでは、エステルは上層に存在します。

   *ちなみに、、分液ろうとの操作で、有機溶媒が下層にくるのは、

     四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタンなどを使用したときです。

 

 実験Ⅱより、酢酸エチルの分子量が2増加したということから、

 「エタノールの酸素原子が酢酸エチルに結合する」ということが分かります。

 よって、結合Xが新たに形成されます。

 

 エステル化を構造式レベルで理解している人は、簡単な問題でしたね。ニコニコ

 

 

第4問は、解きやすかったのではないでしょうか?ラブ

有機分野は、入試で頻出分野ですので、しっかり押さえておきましょう!