私の教室には、
暗誦やスピーチで人前に立つと、
緊張の余り、涙が出てしまう子がいます
それって、いけないことなんだろうか
ダメなんだろうか
涙は、(ドラマや演劇で役者が泣くシーンだったらいざ知らず)
自分が涙を流したいと思って泣いている訳ではないはず
「出来れば、みんなの前で泣きたくない」
「ちゃんと泣かずにスピーチしたい」
と、思うのが普通だわ
でも、涙が出てしまうのよねぇ~
そんな時、
「なにやってんだ」
「泣くな」
「我慢しろ」
って、言われたって、、、、
涙は止まるどころか、
もっと流れてしまうんじゃないかしら・・・
私は、こんな時、
「泣いてもいいし、泣かずに発表してもいいし、どちらでもOK!
『泣くことが恥ずかしいから、ドキドキするから発表しない』とは言っていないよね
課題に対して、チャレンジし続けるあなたは素晴らし~い」
と、伝えます。
人前に立って、『泣く』vs『泣かない』が問題なのではなく、
与えられた課題に対して、真摯に向き合うことが大切なのだと思います。
そして、フィードバックするにしても、
「今日は、泣かなかったね」
「涙声にならなかったね」
という、「~しなかった」という否定形の褒め言葉ではなく、
「声が出ていたね」
「最後までしっかり暗誦できたね」
「thの発音がきれいだったよ」
など、できた事に対して肯定的な言葉を使って、フィードバックすることが大切だと思います。
そして、1つ付け加えるとしたら、
人は、「これはOK,あれもOK,はたまた、こんなのもOK」って、選択肢が多ければ多いほど、自由になり、楽になります~