ここは ハルシュタット。
ザルツブルグから そう遠くないところ、
オーストリアアルプスが望める、
湖水地方の小さな 世界遺産の街です。
鏡のような 静かな湖、
湖岸のすぐそばまで迫る山? 森?
その斜面に 木造の家々が立ち並ぶ、
人口は千人ほどとか、 静かな街でした。
はっきりしない写真だけれど、
湖面に 家々や 教会の尖塔が 映り、
近い山の 緑と
遠くにちらりと見えるアルプスの、
雪をいただく山稜。
ほぉっ~と、気持ちの安らぐ
しっとりと 清潔な美しさに
包まれていました。
「塩」という意味の ケルト語だとか。
ここは 世界一古い 塩鉱のあった街だそうです。
山の中腹にあった
その塩鉱までのケーブルカーが
木々の間に 見え隠れ。
土産物店には
きれいな バラ色のつややかな塩 の塊や
塩製品が いくつも 並んでいます。
湖のボート乗り場近くに
こんな像がありました。
なんの説明もなかったけれど
塩鉱で働く当時の人の姿を こうして
像に残したのかしら、と 思います。
ちょっと 二宮金次郎さん像を
彷彿させます。
かわいらしい 標識のある
ボート乗り場のあたりには
白鳥や 水鳥が 遊んでいて
女性が えさをやり始めると
我勝ちに えさをほおばっていました。
私たちも 湖を周遊する 船を待って
ここで のんびりの幸せ時間。
しばらくして
それほど大きくない船が 着岸。
なんと 小学生くらいの少年が
船長帽をかっこよくかぶった 男性から
ロープを 受け取ると
船の係留作業を 器用にこなします。
乗り込もうと 切符を差し出す 相手は
さっき 餌をまいていた 女性。お母さん。
船長は お父さんですって。
クルーズ船は 家族で 営まれていました。![]()

小雨に やや煙りながらも
船上から観る 街の風景は
二つの 宗派の違う教会が すぐ近くに
仲良く並び、 間に木造の民家も
美しい眺め。
こんなりっぱな 石造りの家も ありました。
湖岸ぞいの 家々は
それぞれに 艇庫を持ち、
いつか訪ねた 京都の
伊根の船屋の風景に
私には そっくりに映り、
なにかしら 懐かしい気持ちになりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%A0%B9%E3%81%AE%E8%88%9F%E5%B1%8B
船を下りたあとは 山の斜面に建つ
こんな木造の 美しい家々を
近くに眺めながら ぶらぶらと 街歩き。
ここが マルクト広場。
その奥に 教会があります。
いくつかある かわいらしいお店を
のぞきました。
塩の数々の製品のほかに
せっけんや ブリキの飾り物など
目に楽しいおみやげが
楽しい小物が
たくさん並んでいました。
店先の 花々や かわいらしい飾りに
心惹かれて 二人で 中へ。
こんな ブリキの飾り物を買ってきました。
ちなみに 上の渦巻き模様は
この町を興した ケルト人の
好きな模様だったとか。
そういえば 街のあちこちに
渦巻き模様が 標識や看板などに
大工さんに くぎで留めてもらって
離れの隅っこに 自己満足の飾り物。
ばかみたい、なんて 笑われながらも、
これが 目にとまるたび、
あの 静謐なたたずまいの ハルシュタットと
この飾り物を包んでくれた
大柄な おばあさんの にこやな笑顔が
よみがえってくるのです。
今回 初めて訪ねた どの街も
アン王女ではないけれど
「いずこの街も それぞれ‥…」の
美しさでしたけれど、
私には 一番 訪ねられたことが
うれしい 街になりました。![]()














