t31 次の日予定伊通りお昼過ぎに二人が事務所にやって来たのだが、なかなか良い感じである。どうやら首尾は上々だったのだろう。べたべたする二人を連れてレストランで昼食を取り、その後中央市場に立ち寄った。明日彼らがプールに行くと言い出した際に、うちの家内が水着を買いたいと言い出したからだ。

 またしても前回同様の展開である。しかし今回彼女は口を閉ざしたまま、ただただうちの家内の後を付いて回っているだけであった。しかし出口でうちの家内が麦わら帽子のような日差し避けの帽子を買った際に彼女も試着し気に入ったようなので、結局彼がプレゼントしてあげたが、今回支出はたったの800円。

 まあ元来買い物好きの彼女である。この辺りは前回と同じ土は踏まずという彼女の決意が欲望に勝ったのであろう。結果的に徐々に彼のペースに嵌って言っているような感じでなので彼のコントロールが上手いせいもあるだろうが、彼女が彼に惹かれて行っていると言うことなのかも知れない。どちらにしても関係は順調だということが言えるだろう。

 買い物が終わり彼女が遊園地に行きたいと言い出し、それを聞いたマリオが大はしゃぎして、彼女と二人で行こうと言って聞かないので二人で顔を見合い、しぶしぶ遊園地へ。ただしここでは遊園地と言っても日本ではありえないような小規模のものである。

 日本ならば誰も見向きもしないような回転式の乗り物に彼女が乗ったのだが、彼はどうやらこの手の乗り物は苦手なようだ。年齢制限で乗れずにぐずっているマリオと一緒に涌くの外から声援を送っている。乗り物から降りて来た彼女は地面にそのまま倒れ込みそうな位よろけており顔面蒼白状態だったのだが、悔しいと言って再度挑戦しに行った。彼女のこの負けん気の強さは両刃の剣である。

t32 知り合いのいない海外で暮らしても、ホームシックになり難いから非常に向いていると思うだが、夫婦喧嘩した際に彼が苦労するに違いない。ただその辺りの事は彼も想像出来ているようで上手く対処しそうである。ゴーカートで二人でレースをしていた際に、彼が彼女を抜くといきなりテンションが落ちた彼女を見て、アクセルを緩めわざと彼女に抜かせて二人とも笑顔でカートから降りて来たように歳の差が良い方向に作用しているのを実感できた感じてあった。彼は彼女を上手に手の上で回していけそうである。

 こんな感じで彼女が遊園地ではしゃいでいる最中に彼女の携帯に電話が入った。どうやら田舎のお姉さんからのようだ。実は彼女が昨晩お母さんと話をした際に、お母さんに泣かれてしまったらしい。彼との交際は知っていたものの、彼が今回自分に会いたいと言っているのを聞いて、娘が日本という遠い国に嫁いでしまう事を実感したせいだろう。それで会う約束を出来ずに昨晩は電話を切ったそうだ。

 お姉さんの話ではお母さんを説得してくれたそうで、お母さんの仕事が休みの土曜日に田舎近くの街中で会う事になった。彼女も一安心したようで笑みが零れているが、さっきまで今回お母さんに会えるかどうか?心配していた彼は今度は逆に緊張し出した感じである。

 会えなければ会えないで頭を悩ませ、会えるようになったらなったでまた悩む。まあ人生とはこんな事の繰り返しなのだろうが、やはり結婚と言う人生の新たなステップを昇るには、それ相当のエネルギーを要するのは間違いないし、これからが彼にとっても正念場になるだろう。まあ先の事をくよくよ考えても仕方がないので今は思う存分二人で楽しい時間を過ごせば良いだろう。

 
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 空港で待つ事30分T氏がやっと入管の荷物検査を終え出口を私の方に向かって歩いてくる。毎回会員さんに話しているのだが通常は荷物検査をせずに左側の通路から素通り出来るのだが、今日はどうやらお偉いさんが来ていたのだろう。殆どの乗客が検査の方に回されていた。出口に立っているのが私だけと知り、彼は私には目を合わそうとはせず、キョロキョロと左右を見渡しながら私に近づいて来た。それもその筈居る筈のイリナさんが私の隣に居なかったからである。

 私が彼と挨拶をし荷物を引いてゆっくりとロビーを歩き出すや否や何処からとも無く彼女が走り寄って来て彼に抱きついた。彼女はずっと今か今かと彼が出てくるのを待っていたのだが、私が彼を見つけると彼女は、彼には私が来なかったと言ってと言い残し柱の影に隠れたのである。まあ子供じみた反応であはるが、それだけ彼女が彼に好意を抱いている証拠だと思い私も彼女のやりたいようにさせたのであった。

 目で探していたものの、急に背後から飛びつかれ一瞬驚いた様子の彼に追い討ちをかける様にキスの嵐を見舞う彼女を私は大人しく見守っていた。いきなりこのテンションである。今回も何処かで波乱が待ち受けているのだろうか?と不安に駆られながら駐車場まで荷物を運び車に乗り込んだ。

 今回はうちの事務所の2階ではなく、彼女の寮から近いレンタルマンションを借りている。彼は最初今回もうちの事務所に泊まりたいと言ったのだが、状況を考えれば今回はこれがベストだと言って私が彼女にも説明しここに決めたのである。彼女は空港には何も荷物を持って来てはいなかったが、寮がここから近いので今日からここに彼女が泊まるつもりなのかどうかはそれだけでは判断は出来ない。空港での乗りからすると普通はこのまま泊まるんだろうなと言うのが私の予想だが、そんな事を私が考えているとは知る由も無い彼女はマンションの部屋の床をモップ掛けし出している。

t21 私からすれば床は綺麗なのだが、フローリングにワックスが塗っていないせだろう、表面が白く見えるのでそれが気に入らない彼女はいきなり掃除を始めたのである。しかも掃除している姿を写真に撮ってくれないと言って私の方を睨んでいる。私は慌ててシャッターを押した。

 掃除が終わり彼が彼女へのお土産を開封し出す。実は空港からの車中で彼が今回ネックレスを持参して来ていると聞いた際に、初めに渡すのはお菓子や小物だけにするようにアドバイスをしていた。と言うのは空港で待っている間に、彼女に今回お母さんとはいつ会えるのか?尋ねた所、まだお母さんには話していないと言う返事が返って来たからである。

 彼女は今晩お母さんが仕事から帰って来る頃に電話して尋ねると言っていたが正直まだ話していないと言う彼女の言葉に呆れ、本当にこの後彼と結婚する気があるのかどうか彼女を疑ったからである。

 しかも彼女は1週間前から昨日まで田舎に帰省していたにも拘わらずである。その事を彼にも伝え母親とのセッティングが出来るまでは様子を見るようアドバイスをしていたのであった。そこで彼がまず最初に取り出したのはマリオへのお土産である。彼がアンパンマンのサンドバックと縫ぐるみを取り出した瞬間部屋の中は大騒ぎ、暫くしてマリオが落ち着くと彼女に頼まれていたダイエットサプリを取り出したのだが、今度は家内が私にも分けてと大騒ぎでである。

 もちろん家内にも彼女がまだ母親に今回彼が会いに来ている事を話していないのは言ってあるので、彼女との距離感を縮める為のジェスチャーの意味もあってやっているのは分かるが、半分以上本気モードである。親の心子知らずとはまさにこの事を言うのであろう。

t22 この後一段落したところで、皆で近くのレストランに出掛け昼食を楽しんだ。帰り際彼女が一旦帰って荷物を取ってくると言って一人で寮に向かって歩き出したので、我々は彼を部屋まで送り、”問題なければ彼女は直ぐに来るでしょうから、少し休んでから夕方にでも電話を下さい。”と言って事務所に引き上げた。

 結局夜の9時を回っても電話が来なかったところを見ると順調だったのだろう。こういう状況になると、こちらからはなかなか電話し辛いものである。しかし明日の予定と彼女の母親の件があるので、家内に彼女の携帯に電話をさせるとお母さんが土曜日に会ってくれると言ったそうで彼女も喜んでいたそうだ。私の取り越し苦労で済んで良かったと胸を撫で下ろし、この日は床に就く事が出来たのだった。

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 順序からすると4月中旬に前回記載したT氏の次に渡航されモルドバにて43歳の誕生日を迎えられたK氏のエピソードを記載するべき所なのだろうが、あえて既に2回目の渡航を済ませ日本に帰国された42歳T氏の続編から書くことにしよう。

 彼がゴールディンウイーク後半の予定を私に尋ねて渡航するつもりでいた事は皆さんもご記憶に新しいと思うが、彼は有言実行の男であった。帰国後直ぐに会社に休暇の申し出をし許可が下りると直ぐにチケットを購入し予定通りモルドバまでやって来たのである。しかし彼の話では続けざまの休暇申請により会社の上司と大喧嘩になったそうで、そうまでして自分の将来の家庭の事を優先に考えた彼を褒めたのは言うまでも無い。

 仕事優先の日本社会にあって彼のようなタイプの男性は珍しい存在で、愚か者だと思う日本人が多いような気はするが、そんな彼らよりはずっと国際結婚の資質に優れていると言えよう。私も自信を持ってモルドバ女性に薦められるというものである。
 
 彼女にも直ぐに渡航の件を話したが、会社で揉めた事はさすがに私よりは冷めた目で見ていたものの、帰国前の喧嘩により半信半疑だった彼女の気持ちに大きな安堵感と喜びが宿ったのは言うまでも無く、近くで見ている私にも容易に感じられる程であった。従って彼の”鉄は熱いうちに打て”作戦は、上陸前に見事に功を奏したと言えるだろう。

 彼が渡航して来るまでの1ヶ月間は、他の会員さんが3名渡航して来たのと、彼女が復活際に田舎に帰省した為、二人がSkypeで交信出来たのは3回だけで最後の交信の際にも、到着後のスケジュールは殆ど決まってはいない状態である。

 しかし今回の彼の渡航の目的はなんと言っても彼女の母親に会う事なので、他の事にはあまり関心が無かったようだ。だがしかしその母親と会う日程までもが、まだ確定していない状況のまま彼は再びキシノウ空港に降り立ったのであった。

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