偽りなき者

2012年デンマーク
英題:Jagten
監督::トマス・ヴィンターベア
脚本:トマス・ヴィンターベア、トビアス・リンホルム
製作:ゼントローパ
出演:マッツ・ミケルセン(ルーカス)、トマス・ボー・ラーセン(テオ)、アニカ・ヴィタコップ(クララ)、ラッセ・フォーゲルストラム(マルクス) 、スーセ・ウォルド(グレテ園長) 、ラース・ランセ(ブルーン)ほか
撮影:シャルロッテ・ブルース・クリステンセン
美術:トーベン・スティー・ニルスン
衣裳:マノン・ラスムッセン 映画.com
編集:アンネ・オステルッド、ヤヌス・ビレスコフ・ヤンセン
音楽:ニコライ・イーゲルンド
配給:シンカ
公開:2013年3月16日
技術:アメリカンビスタ(1.85:1)/カラー/ドルビー
時間:115分
鑑賞:新宿武蔵野館/スクリーン2(83+1)
映倫:R15+

見どころ
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『セレブレーション』『光のほうへ』などの名匠トマス・ヴィンターベアが、無実の人間の尊厳と誇りを懸けた闘いを重厚に描いた人間ドラマ。子どもの作り話がもとで変質者扱いされてしまい、何もかも失い集団ヒステリーと化した世間から迫害される男の物語は、第65回カンヌ国際映画祭で主演男優賞はじめ3冠を達成した。孤立無援の中で自らの潔白を証明しようとする主人公を、『アフター・ウェディング』のマッツ・ミケルセンが熱演。
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あらすじ
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親友の娘クララの作り話が原因で、変質者のレッテルを貼られてしまったルーカス(マッツ・ミケルセン)。クララの証言以外に無実を証明できる手段がない彼は、身の潔白を説明しようとするが誰にも話を聞いてもらえず、仕事も信用も失うことになる。周囲から向けられる憎悪と敵意が日ごとに増していく中、ルーカスは自らの無実を訴え続けるが……。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★☆☆☆
アドベンチャー:☆☆☆☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★★★★☆
ホラー    :★★★★★
クライム   :☆☆☆☆☆
ファンタジー :☆☆☆☆☆
バイオレンス :★★★☆☆
ロマンス   :★★★☆☆
メッセージ  :★★★★★
気の毒さ   :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★★
配役:★★★★★
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
現実:★★★★★
劇場:★★★★★
観客:★★★★★

メモ
・マッツ・ミケルセンの主演作品の中でダントツで好きな作品だし、オールタイムベストでも必ず選出する1本。待ち焦がれた念願のリマスター上映で感謝の気持ちでいっぱい。上映期間が短いからあと何回見られるかなぁ。
・いわゆる炎上系の映画でもダントツの完成度。更に「気の毒エンターテイメント」としても他の作品の追随を許さない。冤罪はどんな濡衣でも嫌なものだけど、よりによって「児童への性的虐待」はダメージが大き過ぎる。それが幼稚園の先生ともなれば…。
・無垢であるから信頼できるという妄信を逆手にとって、純粋さが生み出す残酷さに焦点を当てた脚本が素晴らしい。クララの悪意の無い、ただ「好きな先生に振り向いてほしい」という幼い感情が、周囲の大人の不安と結びついた瞬間に暴力の発火点を迎える展開は今なお救いようの無い恐怖を生み出している。