先生の白い嘘
2024年日本
原作:鳥飼茜
監督:三木康一郎
脚本:安達奈緒子
製作:「先生の白い嘘」製作委員会
出演:奈緒(原美鈴)、猪狩蒼弥(新妻祐希)、三吉彩花(渕野美奈子)、田辺桃子、井上想良、小林涼子、森レイ子、吉田宗洋、板谷由夏、ベンガル、風間俊介(早藤雅巳)ほか
配給:松竹ODS事業室、イノベーション推進部
公開:2024年7月5日
技術:カラー
時間:116分
鑑賞:新宿ピカデリー/シアター6
映倫:R15+
見どころ
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男女の性の不平等を描いた鳥飼茜による漫画を実写映画化。親友の婚約者との関係をひた隠しにする高校教師の日常が、ある男子生徒の不倫疑惑事件をきっかけに崩れ始める。『弱虫ペダル』などの三木康一郎が監督、『きのう何食べた?』シリーズなどの安達奈緒子が脚本を担当。自らの性に対する矛盾した感情や男女の性差に葛藤する主人公を、『君は永遠にそいつらより若い』などの奈緒が演じる。
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あらすじ
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平凡な高校教師・原美鈴(奈緒)は、親友の婚約者との関係を隠しながら教壇に立つ日々を送っていた。しかし平穏を装った日常は、担任する男子生徒・新妻の不倫疑惑事件をきっかけに揺らぎ始める。親友の婚約者から関係を強要される中で芽生えた性への欲望や、快楽への渇望に戸惑いながらも、彼女は自身の内に潜むゆがんだ感情に向き合う。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション :★★☆☆☆
アドベンチャー:☆☆☆☆☆
SF :☆☆☆☆☆
コメディ :★☆☆☆☆
ホラー :★☆☆☆☆
クライム :★★★★★
ファンタジー :★★☆☆☆
バイオレンス :★★★☆☆
ロマンス :★★★☆☆
メッセージ :★★★☆☆
不快感 :★★★★★★★★★★
インプレッション
物語:★★★☆☆
配役:★★★★★
演出:★☆☆☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★☆☆☆
現実:★★☆☆☆
劇場:★☆☆☆☆
観客:★★★☆☆
メモ
・色々な考え方があるという事を前提にしたしても、テーマも俳優陣の熱演も文句無しなんだけど、男性目線に偏った視点のせいで表面的な不快感だけが強調され過ぎている気がした。女性監督ならもうちょっと深みが出たのでは?とも感じた。
・ダメ男の演出が過剰な過ぎて引いた。ショッキングなシーンがあれば社会派というわけじゃない。こんなヤツ流石に居ないって演出はテーマを打ち消しているし、結末は本当にこれで良いの?と思った。
・起きてしまった許しがたい事に対しての救いのメッセージを感じる事が全く出来なくて、題材の重さに対しての表現が追いついていないのがもったいないと感じた。