猿の惑星:新世紀(ライジング)

2014年アメリカ
英題:DAWN OF THE PLANET OF THE APES
監督:マット・リーヴス
脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、マーク・ボンバック
製作:ピーター・チャーニン、ディラン・クラーク、リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー
出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセルほか
配給:20世紀フォックス映画
公開:2014年9月19日
技術:カラー
時間:131分
鑑賞:Disney+/字幕
映倫:G

見どころ
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名作SF『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。ウイルスによって滅亡状態に陥った人類と、遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちとの対峙(たいじ)が思わぬ事態を引き起こしていく。前作に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアンディ・サーキスがモーションキャプチャーを駆使し、猿のリーダーとなるシーザーを熱演。その脇を『ホワイトハウス・ダウン』などのジェイソン・クラークや『裏切りのサーカス』などのゲイリー・オールドマンが固める。人類が衰退した世界の衝撃的なビジュアルに言葉を失う。
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あらすじ
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自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★★★★
アドベンチャー:★★★☆☆
SF     :★★★★★
コメディ   :★☆☆☆☆
ホラー    :★★★★★
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :★☆☆☆☆
バイオレンス :★☆☆☆☆
ロマンス   :☆☆☆☆☆
メッセージ  :★★★★★
対立     :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★☆
映像:★★★★★
音楽:★★★★☆
現実:★★★★☆
劇場:★★★★★

メモ
・オリジナル1作目に向けて…と思うとまだまだ果てしない。今のところまだ「人間の惑星」^ ^原理主義者と非難されるかも知れないけど、まだサルが「エイプ」というより「モンキー」なのがどうしても『猿の惑星』感を薄くしている気がする。
・本編でも触れられているけど、知性を持った猿は結局人間に近づいていく…という皮肉は本作のキモ。ダムのシーンでは相容れない2つの集団の恐怖を諍いを通じて描いていくから見応えはある。
・単純な善悪ではなく争いが起こり、それが一度始まってしまうともう止める事ができない。そんな正統派のメッセージに貫かれた骨太な作品。