バジュランギおじさんと、小さな迷子

2015年インド
英題:BROTHER BAJRANGI
監督:カビール・カーン
脚本:カビール・カーン、V・ヴィジャエーンドラ・プラサード、パルヴェーズ・シーク
製作:カビール・カーン、サルマーン・カーン、スニール・ルーラ、ロックリン・ヴェンカテシュ
出演:サルマン・カーン(パワン(バジュランギ))、ハルシャーリー・マルホートラ(シャヒーダー(ムン二))、カリーナ・カプール(ラスィカー)、ナワーズッディーン・シッディーキー(チャンド・ナワーブ)、シャーラト・サクセーナ(ダヤーナンド)、オーム・プリ―ほか
配給:SPACEBOX
公開:2019年1月18日
技術:シネマスコープ/5.1ch
時間:159分
鑑賞:鑑賞:kino cinéma横浜みなとみらい/シアター3/字幕
映倫:G

見どころ
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インド人の青年が、迷子のパキスタン人の少女を親元に送り届けるため旅に出る姿を描いた人間ドラマ。『ダバング 大胆不敵』などのサルマーン・カーンが主演を務め、およそ5,000人のオーディションから選ばれた子役のハルシャーリー・マルホートラ、『きっと、うまくいく』などのカリーナ・カプール、『女神は二度微笑む』などのナワーズッディーン・シッディーキーらが共演。『タイガー~伝説のスパイ~』でサルマーンと組んだカビール・カーンがメガホンを取った。
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あらすじ
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声が出ないパキスタンの少女シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は、母親とインドのイスラム寺院に願掛けに行った帰り道ではぐれてしまう。ヒンドゥー教徒のパワン(サルマーン・カーン)は迷子の彼女を預かるが、後に少女がイスラム教徒だと知る。対立する両国の現実を背負いつつも、パワンは国境を越え少女を親元に送り届けようとする。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★★★★
アドベンチャー:★★★★★
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★★★★★
ホラー    :☆☆☆☆☆
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :★★★★☆
バイオレンス :★☆☆☆☆
ロマンス   :★★★☆☆
メッセージ  :★★★★★
良心     :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★★
配役:★★★★★
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
現実:★★★★★
劇場:★★★★★

メモ
・とんでもなく笑ったし、眼球が溶けて流れ落ちてしまうくらい泣いた。荒んだ心を綺麗に洗い流してくれた気分になった。生涯でもベスト10に入るくらい好みの作品に出会えた。当時ノーマークだったのが悔やまれる…。
・言葉や習慣によって人々は分かり合えるし、誇りや心情で正しさを確信するけど、それが行き過ぎると気づかぬうちに足枷になって逆に不自由にさせてしまう事を子どもの視点から優しく描くから笑えて泣ける。
・色々なルールに対して融通の効かない人達がそのルールを乗り越えるのも熱いし、ラストの展開は分かりきっていたけど号泣。久々に実話であって欲しいと心から思った作品。