12日の殺人 

2022年フランス
英題:THE NIGHT OF THE 12TH
原案:ポリーヌ・グエナ
監督:ドミニク・モル
脚本:ドミニク・モル、ジル・マルシャン
出演:バスティアン・ブイヨン(ヨアン)、ブーリ・ランネール(マルソー)、テオ・ショルビ(ウィリー)、ジョアン・ディオネ(フレッド)、ティヴー・エヴェラー(ロイック)、ポリーン・セリエ(ナニー)、ルーラ・コットン=フラピエ(クララ)ほか
配給:STAR CHANNEL MOVIES
公開:2024年3月15日
技術:ビスタサイズ/カラー/5.1
時間:114分
鑑賞:新宿武蔵野館/スクリーン1/字幕
映倫:G

見どころ
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ポリーヌ・グエナのノンフィクションを原作に描くスリラー。小さな町を舞台に、ある女子大生の殺人事件を追う二人の刑事が、難事件に翻弄(ほんろう)される。『悪なき殺人』などのドミニク・モルが監督などを手掛け、同作に出演したバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事を演じている。『素顔のルル』などのブーリ・ランネールのほか、テオ・ショルビ、ジョアン・ディオネらが出演する。
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あらすじ
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10月12日の晩、大学生クララの死体が発見される。昇進したばかりの刑事ヨアン(バスティアン・ブイヨン)と、ベテラン刑事のマルソー(ブーリ・ランネール)が事件を担当し、彼女の周りの人物への聞き込み捜査を始める。やがて事件が計画的な犯行であることが判明するが容疑者の特定は難しく、解決の糸口が見えなくなる中で、やがてヨアン自身もこの事件にむしばまれていく。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★☆☆☆☆
アドベンチャー:★☆☆☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★☆☆☆☆
ホラー    :★★★☆☆
クライム   :★★★★☆
ファンタジー :☆☆☆☆☆
バイオレンス :★☆☆☆☆
ロマンス   :☆☆☆☆☆
メッセージ  :★★★☆☆
袋小路    :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★☆
現実:★★★★★
劇場:★★★★★

メモ
・『悪なき殺人』の様な話を期待していたら全然違ってて、むしろ『ゾディアック』の様な作品。でも、振り返ってみると、前作も確かに事件を背景に人間の心理を描きだしてた事を思い出した。
・後半で登場する判事や、新加入した女性刑事など、女性が物語を動かすところが鍵。特に新人刑事のセリフはこの作品が本当に伝えたかったことだと思う。
・まるで『落下の解剖学』と対をなす様な作品。捜査ものの作品で用いられる犯人目線のカットはひとつもなくて、普通に考えたら現実ってこうなんだよなぁってしみじみ感じた。


予告編