ゴールド・ボーイ

2023年日本
原作:紫金陳
監督:金子修介
脚本:港岳彦
出演:岡田将生、羽村仁成、黒木華、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、北村一輝、江口洋介ほか
配給:東京テアトル、チームジョイ
公開:2024年3月8日
技術:カラー
時間:129分
鑑賞:TOHOシネマズ上大岡/スクリーン3
映倫:PG12

見どころ
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中国の作家・紫金陳の小説を、沖縄に舞台を移して実写化したクライムサスペンス。実業家の義父母をがけから突き落とした男と、その犯行をカメラで撮影したことから男を脅迫する少年たちの姿を描く。メガホンを取るのは『百合の雨音』などの金子修介。『さんかく窓の外側は夜』などの岡田将生、『リボルバー・リリー』などの羽村仁成、『せかいのおきく』などの黒木華のほか、星乃あんな、松井玲奈、北村一輝、江口洋介らが出演する。
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あらすじ
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沖縄。実業家一家の婿養子である東昇(岡田将生)は、義父母を殺害して富と地位を奪おうと、綿密な計画を立てる。計画通りに義父母をがけから突き落とした昇だが、その様子を13歳の安室朝陽(羽村仁成)らが偶然にもカメラで捉えていた。朝陽は母子家庭で経済的な余裕がなく、仲間もさまざまな問題を抱えており、すべてを金で解決しようと、昇を脅迫する。昇と朝陽らが駆け引きを繰り広げる一方で、両親の死に不審を抱く昇の妻・静(松井玲奈)は従兄弟の刑事・厳(江口洋介)に相談を持ちかける。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★★☆☆
アドベンチャー:★★★☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★★★☆☆
ホラー    :★★★★★
クライム   :★★★★★
ファンタジー :☆☆☆☆☆
バイオレンス :★★★★☆
ロマンス   :★★★★☆
メッセージ  :★★★★★
サイコキラー :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★★
配役:★★★★★
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
現実:★★★☆☆
劇場:★★★★★

メモ
・これは好きなタイプの作品!予告から感じた印象とはまるで別物。予測をしていたレベルを軽く超えてきたし、初見で完全に気持ちを持っていかれた。
・前半の社会問題を取り上げる作品のルックと悪い大人に巻き込まれた少年少女の奮闘の物語だと思わせる丁寧な作りが本当に見事としか言いようがない。
・中国の原作だからなのか、『少年の君』を思い出した。観客の倫理観を利用したよく出来たサスペンス。なるべく予備知識を入れずに見るのが良いタイプの作品。


予告編