52ヘルツのクジラたち 

2024年日本
原作:町田そのこ
監督:成島出
脚本:龍居由佳里
製作:「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
出演:杉咲花(三島貴瑚)、志尊淳(岡田安吾)、宮沢氷魚(新名主税)、小野花梨(牧岡美晴)、桑名桃李(ムシ)、金子大地(村中真帆)、西野七瀬(品城琴美)、真飛聖(三島由紀)、池谷のぶえ、余貴美子(岡田典子)、倍賞美津子(村中サチエ)ほか
配給:ギャガ
公開:2024年3月1日
技術:カラー/ビスタサイズ/5.1chデジタル
時間:136分
鑑賞:TOHOシネマズ日比谷/スクリーン13
映倫:G

見どころ
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町田そのこの小説を、『銀河鉄道の父』などの成島出が監督を務め映画化したドラマ。家族に虐待された過去を引きずる女性が、かつての自分と同じような環境にいる少年と交流する。『市子』などの杉咲花、『さんかく窓の外側は夜』などの志尊淳、『はざまに生きる、春』などの宮沢氷魚のほか、小野花梨、桑名桃李、余貴美子らが出演する。
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あらすじ
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東京から海辺の町の一軒家へ越した貴瑚(杉咲花)は、家族からの虐待を受けて声を出せなくなった、ムシ(桑名桃李)と呼ばれる少年と出会う。自身も家族に虐待されていた過去を持つ貴瑚は、彼を放っておくことができずに一緒に暮らし始める。貴瑚と平穏な日々を送るうちに、夢も未来もなかったムシにある願いが芽生えていく。それをかなえようと動き出した貴瑚は、かつて虐待を受けていた自分が発していた、声なきSOSを察知して救い出してくれた安吾(志尊淳)との日々を思い出す。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★☆☆☆☆
アドベンチャー:★☆☆☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★☆☆☆☆
ホラー    :★★★☆☆
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :★☆☆☆☆
バイオレンス :★★★★☆
ロマンス   :★★★☆☆
メッセージ  :★★★★★
生きづらさ  :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★☆☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★☆
映像:★★★★☆
音楽:★★★☆☆
現実:★★★☆☆
劇場:★★★★☆

メモ
・映像の作りの丁寧さや演出の絶妙さなど、前半はとんでもない名作の誕生を予感した。逆に後半にある事をきっかけに事態が動き始めてから急にリアリティが低くなってちょっと雑に感じるのが気になった。
・予告編を見た時に感じた違和感が、本編を見て「なるほど!」と納得した。
・かなり重たいテーマを多く詰め込んだ結果、それぞれの要素がちょっと甘い作りになってるけど、傷ついた人を傷ついた人が癒すという部分など、全体的には良い作品だと思った。

予告編