ニューヨーク・オールド・アパートメント

2020年スイス
英題:THE SAINT Of THE IMPOSSIBLE
監督:マーク・ウィルキンズ
脚本:ラニ・レイン・フェルタム
製作:ジョエル・ジェント
出演:マガリ・ソリエル(ラファエラ)、アドリアーノ・デュラン(ポール)、マルチェロ・デュラン(ティト)、タラ・サラー(クリスティン)、サイモン・ケザーほか
配給:百道浜ピクチャーズ
公開:2024年1月12日
技術:ビスタサイズ/5.1ch
時間:97分
鑑賞:新宿シネマカリテ/スクリーン1/字幕
映倫:PG12

見どころ
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安定した生活を求め、ペルーを離れ不法移民としてニューヨークで暮らす一家の姿を描いたドラマ。メガホンを取るのはマーク・ウィルキンズ。『ブッチ・キャシディ -最後のガンマン-』などのマガリ・ソリエルのほか、アドリアーノ・デュラン、マルチェロ・デュラン、タラ・サラーらが出演する。
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あらすじ
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ラファエラ(マガリ・ソリエル)は、双子の息子(アドリアーノ・デュラン、マルチェロ・デュラン)を連れて祖国ペルーを離れ、不法移民としてニューヨークで暮らしている。安定した生活を得ようと、ラファエラはウェイトレスをしながら女手一つで息子たちを育て、彼らも配達員の仕事をして家計を支えていた。あるとき、息子たちは謎めいた美女クリスティン(タラ・サラー)と出会い、強く惹(ひ)かれる。一方ラファエラは、ある白人男性からの誘いに乗って飲食店をオープンする。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★☆☆☆☆
アドベンチャー:★★★☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★★★★☆
ホラー    :★★★★☆
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :☆☆☆☆☆
バイオレンス :★★☆☆☆
ロマンス   :★★★★☆
メッセージ  :★★★★★
恋      :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★☆☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★☆
映像:★★★★☆
音楽:★★★★★
現実:★★★☆☆
劇場:★★★☆☆

メモ
・タイトルからアメリカ映画だと思っていたら、スイス映画で主人公がペルー人とクロアチア人という不思議な作品。
・多種多様な人種のるつぼであるニューヨークでさえ、多様性を受容しきれず、ここまで厳しい現実が横たわっている事実に心を痛めた。全体的に明るいカラーとカラッとした雰囲気で懸命に生きようとする人々の希望の方が印象に残ったのが救い。
・時系列をバラバラに配置する脚本が好みというのもあるけど、地味でありながらも個人的には結構好きなタイプの作品。