ティル 

2022年アメリカ
英題:TILL
監督:チノイェ・チュク
脚本:チノイェ・チュク
製作:ウーピー・ゴールドバーグ、バーバラ・ブロッコリ
出演:ダニエル・デッドワイラー(メイミー)、ウーピー・ゴールドバーグ(アルマ)、ジェイリン・ホール(エメット)、ショーン・パトリック・トーマス(ジーン)、ジョン・ダグラス・トンプソン(モーゼ)、ヘイリー・ベネット(キャロリ)ほか

配給:パルコ、ユニバーサル映画
公開:2023年12月15日
技術:シネマスコープ/カラー/5.1ch
時間:130分
鑑賞:TOHOシネマズシャンテ/スクリーン3/字幕
映倫:PG12


見どころ
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1955年8月28日、アメリカ・ミシシッピ州マネーで起きたエメット・ティル殺害事件を題材に描くヒューマンドラマ。白人女性に口笛を吹いたという理由で14歳の息子を殺害された母親が、その事件を世に知らしめるために立ち上がる。『ゴースト/ニューヨークの幻』などのウーピー・ゴールドバーグが製作などを手掛け、『クレメンシー』などのチノイェ・チュクが監督などを担当。ダニエル・デッドワイラー、ジェイリン・ホール、ヘイリー・ベネットらがキャストに名を連ねる。
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あらすじ
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1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死した後、メイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメット(ジェイリン・ホール)と暮らしていた。ある日、エメットは初めて故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚を訪ねる。食品雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)にエメットが口笛を吹いたことが白人たちの怒りを買い、彼は拉致され、壮絶なリンチを受けた末に殺されてしまう。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :☆☆☆☆☆
アドベンチャー:☆☆☆☆☆
SF     :☆☆☆☆☆
コメディ   :★★★☆☆
ホラー    :★★★★☆
クライム   :★★★★☆
ファンタジー :☆☆☆☆☆
バイオレンス :★★★★☆
ロマンス   :☆☆☆☆☆
メッセージ  :★★★★★
人種差別   :★★★★★★★★★★


インプレッション
物語:★★★★☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★★
映像:★★★★☆
音楽:★★★☆☆
現実:★★★★★
劇場:★★★★★


メモ
・こういう差別に関する作品はいつまでも何度でも繰り返し語り続けなければならないテーマ。全ての人間が自分に関係ある話として受け止めるべき作品。
・映画開始当初はボーの無邪気さがちょっと気になったけど、この彼が能天気なまま当時の南部に…と分かった時に恐ろしさで寒気が走った。
・タイトルとポスターで想像していた話とは全然違って驚いたけど、見て良かった作品。特に最後の字幕で唖然としてこの作品が作られた意味が分かる。


予告編