6位
バービー
2023年アメリカ
英題:BARBIE
監督:グレタ・ガーウィグ
脚本:グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック
製作:マーゴット・ロビー、トム・アッカーリー、ロビー・ブレナーデヴィッド・ハイマン
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレルほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2023年8月11日
技術:カラー
時間:114分
鑑賞:横浜ブルグ13/シアター1/字幕
映倫:G
配信:U-NEXT、Amazon prime、Apple TV
あらすじ
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“バービーランド”はどんな自分にでもなれる、夢のような場所。そこに暮らすバービー(マーゴット・ロビー)は、ある日突然、体に異変を感じる。バービーは原因を追求するべく、ボーイフレンドのケン(ライアン・ゴズリング)と共に人間の世界へとやってくる。そこでバービーは、自分の思い通りにならない経験をする。
(シネマトゥデイより)
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2023年の映画では外せない1本。
鑑賞時には多くのバービーのコスプレをした欧米の若い女性がたくさんいて、大盛り上がりだったので臨場感も含めて最高の映画体験となりました。
やっぱり、コメディ映画は大爆笑の中で見たいですよね^ ^
しかも、英語の派手なリアクションの中で!
初回のメモでも書きましたが、バービーランド自体が決して理想的な社会では無いのがポイントだと思っています。
冒頭の世界観は色こそポップだけど、死ぬこともなく同じ毎日を繰り返す訳だから、実は冷静に見ると単なるピンクのディストピア(笑)
で、現実(僕らの世界)にやってきたら、色彩は輝きがなく、僕たちは知ってはいたけど、バービー達にとっては、まぁ生きにくい世界。
そもそも、バービーを世に送り出したマテル社の重役11人がすべて男だったり、現代っ子にはフェミニズムの後退の原因を作ったとか、ファシスト呼ばわりされる始末ですから(笑)
そして戻ってきたらなんと、更にその上を行くケンダムという本物のディストピアが満を持して登場していた!
と、こんな風に実はどこまで行ってもディストピアしかないと言うのがこの映画の面白いところ。
しかも、バービーランドの女性だけのガールズ・ナイトと違い、ケンダムのボーイズ・ナイトは女性を接待役として参加させていたり、色々と細かいところがリアルになってるところも笑えます。
実は、ケンの世界を制圧して和解を果たしたとて、バービーたちは相変わらず「夢のような完璧な世界の住人」であり続けなければならない事は変わらず、ディストピアであることには全く変わりはないんです。
皮肉が本当に効いています。
監督のグレタは『レディ・バード』からハマってるんですけど、本当に外さない作品を毎回届けてくれています。
最後に、この映画はフェミニズム的な側面が目立ちますが、それよりも、バービーに異変が起こる原因となった「死」を最後には自ら手に入れに行く事で「生きること」という男女共通のテーマにちゃんと着地をするので、あまりフェミニズム映画として意識せずに楽しむのがベストだと思ってます。


