今回はテーマをハッキリと物語上で示してみました。
「罪悪感は道徳的だが、その道徳を意識した瞬間に、その意義が失われて行く」がメイン・テーマです。
大きくは「無意識の意識」がテーマなんですけど、物語の中でさらに内容を絞り込みました。
例えば「自然に生きてゆきたい」と思う人がいて、その人がそれを強く望めば望むほどどんどん自然な生き方が出来なくなりますよね?
自然に生きたいと思った時点で不自然なわけですから。
結局それは言葉の持つ本質的な矛盾なんですけど、僕にとって創作をする上では避けて通れないテーマでもあるんです。
実は言葉で表すことのできる事柄って、自分が思っているほど多くはなくて、正確に伝えようとするとかなりの労力が必要だったりします。
例えば、今回の罪悪感という言葉を知っていても、罪悪感という言葉に含まれる情報を正確に相手と共有するのはそれなりの努力が必要なんですよね。
伝えることの大切さと楽しさみたいなものを再確認できました。
