先日、子供が『欲しい本がある』というので、一緒に近くのBOOK・OFFへ行ってきました。
ネットの市場よりは少しお手頃価格で、無事手に入れられました。
うちは、本を読むのが好きな両親でした。
父はノンフィクション、母は外国の小説をよく読んでいる印象。
なので、子供の頃から、古本屋にはよく一緒に行っていました。
…というか、子供の頃はむしろ本が欲しい→古本屋という構図しか、私の頭にはなかった( ̄▽ ̄;)
良いのか悪いのか…は分からないけど、いまだに本が欲しい→まずは古本屋です。
子供の頃に古本屋で買ったコバルト文庫、今でも手元にあります。
というか、欲しくて買った本は、基本手放すことはなくて。
でもそれなら新刊で買っても良かったのかも?(笑)
しかし、昔ながらの古本屋で、ざっくりと分類はされているが、あとはじっくり棚の端から見ていって、集めている作家さんのまだ持っていない本を見つける、というあの時間は楽しかったな。
宝探しのようだった。
その古本屋も、今の職場の近くでしたが、数年前に閉店してしまいましたが。
私はそんな読書家ってわけではなく、コバルトやティーンズハート等の少女小説を読むくらいのものでしたけどね。
コバルトでは倉本由布さんが好きでした~。
フワフワの綿菓子みたいな女の子が多くて、私とはタイプの違う主人公。
でも実は芯が強くて甘いだけじゃない女の子。
読んでいた最後の方は歴史上の人物が織り成す恋物語が多く、大姫や濃姫の存在は倉本さんの本から知りました。
まぁフィクションではありますが、歴史の授業もそんな好きでもなかった私としては、こうやって勉強として習う人にも、一人一人の人生があったのだ、と血肉を感じるきっかけになるならいいよね、と思っていました。
それがもう短大に通っている頃で、気づいたら読まなくなって…続きも知らないままだなぁ…
倉本由布さんは、母が、この人高校生でコバルト大賞佳作をとったんだって~と確か新聞記事か何かを見ながら話して、じゃあ読んでみたいから、あったら買ってきて!とお願いしたのが最初。
『シナモンハウスの午後』が出会いでした。
古本屋で見つけてハマったのが神崎あおいさん。
『ヨコハマ指輪物語』
これを読んで、横浜に行ってみたくて、母に連れてって!とお願いしました。
港の見える丘公園、外人墓地、中華街、噴水…
物語に出てきた場所を実際に見て、楽しかったな~。
今で言う聖地巡礼ですよね(笑)
別に普通~に日帰りで行って帰って来られるのだけど、何回か横浜方面に母と出掛け、うち一回はビジホに一泊したりして。
母との楽しい思い出にもなりました。
山育ちには、海の近くの空は色が違って、近付いていくだけでもワクワクしたものでした。
『くますけと一緒に』
題名に惹かれて買って好きになったのが新井素子さん。
『チグリスとユーフラテス』はもう何回読み返したか。
中学生の時に欲しくて、でもずっと手に入れないまま来ていて、大人になり数年前に遂に古本で買ったのが
荻原規子さん『空色勾玉』
しかし…何でしょう…
私、ついぞ読んでおりませんで( ̄▽ ̄;)
頑張って半分くらいまで読みましたが、止まってます。
しかし、この空色勾玉にドハマりしたのが我が子。
数年前の夏休みの読書感想文の宿題、何読もう?というので『じゃあこれあるし、読んでみたら?』と渡したら、大層気に入ったようです。
実は私がこの本を知ったきっかけが、当時やっていた進研ゼミ・チャレンジの読み物コーナーでしたので、中学生の子ならちょうどいいかな~、と。
で、月日が流れ、今は三部作だか四部作になってるそうで、他のも古本で集めたのですが…これはアレですね、空色勾玉が好き過ぎて、イマイチハマってはいないみたいです(笑)
話は最初に戻りますが、今回この本が欲しい!というから、すぐさまBOOK・OFFに行って手に入れたのに、まだ読み始めていないのですよ。
『変な家』
『変な絵』
私も読んでないからどんな話なのかは知りませんが、欲しい熱が高い時に手に入ったなら、食事も睡眠もそこそこに、読みたい!が勝るもんかと思ってたんだけどなぁ( ̄▽ ̄;)
YouTubeは見る時間はあれど、本は開かぬのか、我が子よ。
せっかくだから母ちゃんも読んでみるかなぁ。