工房の建築が着々と進んでいます。
今回の工房は、2階建て、
屋根自体はトタンの波板で大変チープな材料を採用していますが、
屋根に一工夫しています。
野地板に石膏ボードを使用(普通はベニアを使います)。
ちなみに石膏ボードはベニアの1/5くらいの価格です。
へたをすると、屋根を作っている大工さんがふみぬくような
構造のものですが、ベニアよりも断熱効果が高いのです。
その上に桟木で空気の層を作り、さらにその上に波板をはっています。
波板自体も空気の層を作りますが、ダブルで空気の層ができる
構造になっています。
また、空気が下から上にぬけていくようにしたので、
空気が常に動き、太陽の熱を遮断します。
通常の屋根の構造では断熱材を入れても空気が動かないので、
冬は温かいでしょうが、夏はむしろ暑く感じることでしょう。
以前の工房兼住まいの屋根は同じくトタン(瓦棒)でしたが、
空気の層はなく、夏はサウナ状態でした。
冬は、衣類や暖房器具で体温調整すればいいし、夏は快適な
工房になることでしょう。