興味をもったら我慢しないのが黄金の追っかけ道。
思い立ったら即行動!木犀ねえさんです。
人生を楽しむネタはいつも身近にあるんだなー。

先週、会社の後輩女子とお昼たべてたんですよね。
で、彼女が「ちょっと悩んでるんですよー」
っていい出した。
笑ってるから、深刻じゃないんだろう。
面白い話かな?
「なに、なに?」
後輩ちゃん「朝の地下鉄なんですけどね、
今日は座ってきたんです」
「へえ、空いてるんやったら、いいやん」
後輩ちゃん「わたしは別に座らなくてもいいんです」
「どーゆーこと?」
後輩ちゃん「一昨日、ドアの脇のところにたってたら、
松葉杖の男の人が乗ってきたんです。」
誰も席を変わろうとしないんで、
ここに掴まってください、って場所を譲ったんですよ」
「へぇ、エライやん」
後輩ちゃん「でも、誰も席を譲らないってどう思います?」
「疲れてる人が多いんちゃう?」
後輩ちゃん「それで、昨日は自分が席に座って、
その人が乗ってきたら譲ろうって思ったんです。
でも、昨日はその男の人は乗って来なくて。」
「なに、その人、いつも会う人なん?」
後輩ちゃん「ときどき同じ電車になる人なんですけど、
一昨日は、松葉杖だったんですよー。」
後輩ちゃん「それで、昨日はその人が乗ってこなくて、
結局、誰にも席を変わらずに会社の最寄りについちゃって」
「ふぅん」
後輩ちゃん「今日も座ったんですけど、乗ってこなくて」
「イケメンなん?ボーイ・ミーツ・ガールかい?」
後輩ちゃん「そんなんじゃないですよ!普通です。」
後輩ちゃん「それで、今日は、おばさんが前に立ったので、
譲ろうかなって思ったんですけど、
席を譲るほどのおばさんじゃないし、
もっと困ってる人が来たらそっちに譲りたいと思ってて、
タイミングを逃したんですよねー」
後輩ちゃん「それで、来週は、座って通勤するか、
立つか、悩んでるんです。
どうしたらいいですか?」
「・・・うーん」
後輩ちゃん「みんな席を譲らないんですよねー」
「・・・うーん」
いや、きみの優しさは、すごーーーくよく分かった。
そうやね、優先席ってのは、弱者を優先する席だからね。
でもさー。
お昼休みのトークとしては、
おねーさんは、オチが欲しいっ。
盛り上がりが欲しいんですっ。
通勤で立つか座るか悩んでるってのがテーマだよねっ?
その理由が、誰も席を譲らないから、
自分が席に座っておけば、困ってる人に席を譲れるって
そういうことだよね。
譲ろうと思った男の人は、いつも顔を合わせる人で、
なぜか松葉杖で現れたんだよね。
別に、わざと話しを盛る必要はないんだけど、
盛り上がるネタになるそうなのに、惜しい。
せっかくツカミは面白いのにさー。
「座れたけど、実は座りたくない」って、
おっ、と思うツカミじゃん!!
その男の人に会うまで頑張る、とかさ、
時間をズラして試してみる、とかさ、
なんか面白い展開がありそうなのに、
社会一般的な「座席を譲りましょう」で終わったら、
話が広がらないじゃないっすか!
ビジネストークでも、ツカミが肝心でしょ?
この人の話を最後まで聞こうかな、
って思ってもらわないとダメだしさ、
最後まできいても、結局なんの話なのかが
いまいち分からなかったら、
「え?」
ってなるやん。
分かりやすいオチが必要なんやって。
笑いの場合もあれば、真面目な結論でもいいねんけど、
ある程度の量をしゃべったら、
最後には、
「ちゃんちゃん」っていう、
締りが必要やん。
って、後輩ちゃんに言ったら、
「え、オチって必要ですか?」
って言われちゃったぜ。
しかも
「関西人は、大変ですね」
だって。
オチ、必要じゃないですか?
それを求めたらパワハラかなー?