思い立ったら吉日、で、行動してしまう木犀ねーさんです。
興味があることは我慢しないのが黄金の追っかけ道。
ロングランの公演では、
水曜日はマチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)のある場合も多く、
入り待ちはしづらかったりします。
帰りも役者さんはお疲れだったりして出待ちしづらいよね。
そんな水曜、どうお過ごしですか?

さて、追っかけ道の必修科目のひとつ、スタッフさんとの距離感の続き、最終回です。
(1)はこちらです。
某インディーズビジュアルバンドのカメラマンとファンのトラブル。
あくまでも、マネージャさんからの又聞きですが、
これは実際にあった話です。
スタッフさんとプライベートで会って、
親しい関係になることは、もちろん、あります。
ちゃんと恋愛していたらもちろん問題ないし、
そうでなくても、お互いに納得していればいいんです。
大人ですから。
でも、そのカメラマンさんは、違ったんです。
Kちゃんは、1回だけのハズミのつもりだったそうですが、
カメラマンは、Kちゃんのセミヌード写真を理由に、
また会うように脅してきたそうです。
「この写真を、Kちゃんが好きな○さん(バンドのギタリスト)に
見せてもいいの?」
これって、恐喝じゃないですか?
ひどい!!
Kちゃんはどうしていいか困ってしまって、
友だちで追っかけの古株のMさんに相談したそうです。
そして、Mさんは、すぐにマネージャさんに相談。
それが「友だちのことで相談が・・・」だったのです。
マネージャさんはすぐにカメラマンさんに事実確認。
Mさんが嘘をつくような人ではないと知ってるし、
実は、カメラマンの行動が怪しいと思っていたらしいのです。
それでカメラマンを追求したところ、
Kちゃんを脅していた、と白状。
しかも、Kちゃん以外でも、数人のファンに手を出していたとか。
このことは、バンドメンバーにもすぐに伝えられたそうです。
(Kちゃんの名前は伏せられました)
バンドリーダーがカメラマンを呼び出して、
1発、殴ったそうです。
もちろんそのバンドの撮影はクビ。
バンド関係の繋がりを通して、そのカメラマンは危ないヤツ、というのは
裏で広がりました。
わたしは、とあるロックバンドのスタッフもしているのですが、
このカメラマンさんとも面識があったんです。
その関係もあって、
マネージャーさんがこの事件のことを教えてくれたんです。
もうね、ビックリですよ。
あの人がそんなことをするなんて!
もちろんアイツはそんなイメージを利用していたのでしょうが。
今、そのカメラマンが何をしているかは知りません。
どこかに消えちゃったんじゃないでしょうか。
もちろん、こんな人はめったにいないと思います。
ファンと仲良くしてくれるカメラマンさんや、スタッフさんはたくさんいるし、
そのバンドが好きでスタッフをしていて、いい人がほとんどです。
でも、追っかけをしている人には、
こういうリスクもあることも知っていて欲しいのです。
好きなメンバーがいる。
そのことに漬け込んでくる悪い人がいるということ。
ファンを食っちゃうスタッフがいること。
それは残念だけど、やっぱり事実なんです。
だから、甘い話には気をつけて。
追っかけ初心者は特に要注意です。
仲間をつくって、情報収集をすること。
ネットワークが出来ることで、
安心して、黄金の追っかけ道を追求することができます。
さて、長くなった「スタッフさん」シリーズは終わりです。
ちょっと後味の悪い話で終わってしまったけど、
もちろん、いいスタッフさんがほとんどですからね!
ちゃーんと見極めてね。
黄金の追っかけ道に必須なものは、
熱いハートと、クールな観察眼かもしれませんね。