思い立ったら吉日、で、行動してしまう木犀ねーさんです。
興味があることは我慢しないのが黄金の追っかけ道。
さて、わたしの追っかけマスターの話の続き。
彼女が仲間にいれてくれたとき、
わたしの黄金の追っかけ道が始まったといっても過言ではありません。
劇場に通って好きな役者さんを見るだけだったのが、
少しずつ近づいていくことが出来たんですから。
しかも、役者さんに喜んでもらえて、
さらに仲間までたくさんできて、
毎日が楽しくなって・・・いいことづくめです。
とはいえ。
追っかけは基本的に女子が多いですから、
対立グループが出来たり、
仲間割れも発生したりします。
時には、けっこう激しい抗争があったりします。
わたしたちも、ある劇団の追っかけで、
どうしても相容れないグループがありました。
追っかけマスターのグループは、
どちらかと言うと、オープンな感じ。
出待ちで、見かけないひとり追っかけさんがいたら
気さくに話しかけたりします。
(もちろん、観察して、大丈夫なファンって分かってからね)
それに、追っかけに来れないときも、
そういう時もあるよ、お手紙あずかろうか?って感じなので、
出待ち入り待ちの人数が増えたり減ったりします。
対立グループは、どっちかって言うと閉鎖的というか、
がちっと固まってる感じ。
しかも、自分たちのグループで、役者さんを囲もうとするの。
いくら小劇団とはいえ、出待ちで役者さんがファンと話せるのは、
せいぜい5分か10分がいいところ。
それを一つのグループが周りを取り囲んで、
順番に話をしたら、他のファンが話せないじゃないですか。
しかもメインのファンじゃないのに、ゆっくり話してるのを見ると、
ただ、他のファンを邪魔したいだけとしか思えなかったですね。
もちろん、役者さんからどんどん話してくれて、
こっちは次にどうぞって言えなかったときは仕方ないですよ。
(そういう関係になれるのが、ひとつの目標だったりします♪)
でも、そうじゃないのに、ダラダラしてたら、
役者さんも早く帰りたいのにってなっちゃって、
次に待ってる人が、ちっとも話してもらえなくなったりする。
そういうところが、ね。
対立要素だったわけです。
抗争とまではいかなかったけど、
入り待ち出待ちでも、微妙な場所取りがあったりして。
わたしたちは、比較的、楽屋口に近いところに固まることが
多かったですね。
ライバルグループは、ちょっと離れたところ。
ちょっと離れてる場所と、
入り待ちだったら、いち早く相手を見つけて、
一緒に歩きながら楽屋口まで来れる。
楽屋口だと、出てくるときにゆっくり止めることができる。
帰りは急いでる事が多いので、歩きながら帰るのは無理だし、
どこまで一緒にいくのか、ってところで、
嫌われる可能性が高い。
もちろん、他にも少人数のグループがあったりするし、
完全に楽屋口近辺に勢力地図ができてましたね。
ライバルグループにも、リーダの人がいて、
その人と、わたしたちのグループの子が、ファンがかぶってて、
意地悪されてて、可哀想でした。
話してるのに、横入りされたり、
写真撮ってるのに前を横切られたりして。
だから、同じグループの子が話せるように間に入ったりしてね。
カメラのシャッターを押してあげて、
そのタイミングで、少しでも話せるようにしてあげたりとか。
まぁ、いろいろあるわけです。
そのあたりの、わたしたちのグループの仕切りを、
追っかけマスターが絶妙にやってくれていたのです。
ライバルグループと、バチバチに対立してるんだけど、
役者さんにそれが分かったら、申し訳ないでしょ?
ファン同士仲良くして欲しいというのがステージの上の人たち。
とくに、男性の役者さんは、大奥と同じなんですよ。
奥さんと愛人は仲良くしていて欲しい。←男性はだいたいそう!
だから、役者さんに分からないようにしつつ、
ライバルグループをうまく牽制したりして。
これがね、追っかけマスターがちょっと言うだけで、
不思議なことにグループ内で、自然と役割分担できるんです。
グループの中では、好きな相手が違うので、
うまく時間差できたりしてね。
「今日は○○ちゃんと、△△さんをしゃべらせてあげよう」
連携プレーができたり。
そういうのも、妙に盛り上がって楽しかったです。
あの連携プレーの作り方を、仕事で使えたら、
ものすごいチーム成果を出せそうなんだけどな!
次回は、スタンディングのイベントでの事件について書いてみます!
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