黄金の追っかけ道を貫いて、
劇団のお手伝いさんにスカウトされた時の話の最終回。
・・・
初日の公演が終わって、片付けも終わるタイミング。
呼ばれてロビーにいくと、初日の乾杯がありました。
座長が挨拶して、劇場さんも挨拶して。
おーーどきどき、こんな瞬間に立ち会えるなんて。
座長が
「あと4ステージ、怪我のないように、精一杯やりましょう。」
割りとすぐにお開きになったかな。
役者さんはささっと劇場を出て、飲みにいったのかな。
わたしは制作さんと一緒に外に。
意外とね、初日は飲みにいかず帰宅。
公演は金曜から、日曜まで4公演ありました。
毎公演、緊張して感動して、出来ることは何でもしよう、って動きまくって。
あっという間に公演が終わっちゃった気がします。
公演中はネタバレになってしまうので、
ホームページの更新はストップ。
でも公演終了後に一気に更新するので、公演中も帰宅したら更新準備。
稽古期間に続き、体力的にしんどい3日間だったけど、
ぜんぜんキツかった記憶が無い。
不思議だなー。
アドレナリンが出まくってたに違いないですね。
稽古場の見学と、稽古場日誌を書くこと、公演の手伝い。
それは、ファンとして公演を観ているだけでは
絶対に知ることのできない世界。
あっち側から、半分ぐらいこっち側にきちゃった。
追っかけ冥利につきる、とでもいうのでしょうか。
ファンとスタッフの中間地点。
誰もが立てる場所じゃない不思議な立ち位置。
黄金の追っかけ道は、こういう世界に連れていってくれたのでした。
スタッフは東京転勤するまで4年近くやってました。
毎日、楽しかったなぁ!
20代はそんな劇団の追っかけ&スタッフに明け暮れ、
東京転勤後の30代は、芝居も観つつ、
インディーズバンドの追っかけとなったのでした。
黄金の追っかけ道は、深い。
そのうち、バンドの追っかけ時代の話も書こうと思います。
これはこれで、また深い経験になったのです。