アメブロのプロフィールを書いていて、
子どもの頃なりたかったものを思い出しました。
私は田舎町の出身で、とにかく広い世界を見たくて、
「世界」ってキーワードに憧れてました。
小学生の頃に初めてテレビでオリンピックを見て、
すごい!って感動したのを覚えてます。
自分のいる小さな町から世界に出ていくことを
夢見始めたのは、オリンピックの影響が大きかったですね。
ぼんやりと外交官や冒険家になりたいなぁって思ってました。
外交官というのは、教科書に載ってて、かっこいいなーって。
同じ海外に出る仕事でも、同級生が憧れていた
キャビンアテンダント(当時はスチュワーデス)には
あまり惹かれなかったのです。
それより自分で何かを切り拓く仕事がしたかったんですね。
冒険家というのは、その頃に読んでいた本の影響ですね。
ガリバー旅行記とか、ロビンソン・クルーソーとか
トムソーヤの冒険やコンチキ号漂流記が大好きで。
よく考えたら、無人島に漂流とかって、
小学生の将来の夢にはちょっと違いますよね?
とにかく世界に出ていきたいって思っていました。
はじめての海外旅行は、20歳のとき。
成人式の前のお正月明け10日間。
アルバイトで貯めたお金ではちょっと足りなくて、
親に振袖いらないからってカンパしてもらって出かけた
ロンドン・ローマ・パリを巡る10日間のヨーロッパ格安ツアー。
私は大阪出発便で、成田で東京出発の人と合流して
合計20名ぐらいでした。
ひとりでツアーに参加したのですが、
心細いよりも、憧れの海外に出る、というので、
大興奮、ワクワクしっぱなしでした。
新婚旅行っぽいカップルとか、定年後のカップル、
社員旅行を休んで参加した男性2人組、
いろんな人が参加していて面白かったなぁ。
一人参加の女性が他に2人いて、
ふたりとも30歳前のお姉さんで、
とても仲良くしてもらいました。
自由時間の多いツアーだったのですが、
一人のせいか、お姉さんたち以外も
いろんな人が声をかけてくださって。
訪れた街の感想が人によってまちまちで、
ものの見方ってほんといろいろあるんだなって。
あの旅行で知り合った人生の先輩たちに、
働くこと、キャリアのこと、人生ってものを
いろいろと考える切っ掛けをもらったように思います。
大人になることを考えた10日間でした。
今、世界の動くスピードはすごく早くなっていて、
あの頃よりも「世界」は近くなっているかもしれない。
私が憧れた「世界」は手が届くところにある。
一昨年から去年にかけて1年半の上海生活も経験し、
より一層、「世界」というものが身近になりました。
あの頃なりたかった自分になってるのかな、って思うと、
小学生の頃ぼんやり憧れた外交官にはなれなかったけど、
今は、人生の冒険をしてるような気がしています。
冒険家になる夢はそっと大事にしておこうって思います。